新愛園の誕生会は自宅ではないので、ケーキの上のローソクに火をつけて、部屋を暗くして、歌を歌う行事は出来ませんでした。

中華料理の新愛園で誕生会 孫の誕生日(2)

リッキー君のお誕生日会に、中華料理の新愛園を選んだのには訳があります。それは、新愛園には絨毯をひいたお座敷があるからです。子どもが安心して、みんなが落ち着いてお料理を食べるには、お座敷が良いのです。

リッキー君は、ヤカンだけでなく、おもちゃのプレゼントももらっています。

リッキー君が手にしているのは、機関車トーマスのプラレールセットです。女王陛下の乗る「赤い客車」や、オイルを運ぶ「タンク車」など、色んな種類の汽車が入っています。

リッキー君が遊んでいるのは、青い車体のトーマスです。色々なものに興味津々な年頃です。

新愛園の中華料理を食べる円卓テーブルを使って、リッキー君は貰ったばかりのトーマスの列車を走らせて、ご機嫌です。

この時期、美味しいのは上海ガニです。新愛園の壁には上海ガニのポスターが貼られています。いつものように、注文はフカヒレの刺身です。コラーゲンたっぷりで、プリンプリンです。リッキー君にはまだ刺身のような生ものはあげていません。

ホタテ貝と季節野菜の炒め物は、サービス係の男性がかき混ぜることで、食べやすくなります。今夜のサービス係の男性は、新愛園での職務経験1年半だそうです。

みんなが注目して見ていると、男性の手は幾分震えてきました。上手な所を見せて下さいとお願いしたのがかなりプレッシャーになったみたいです。

あっさりとしたホタテ貝と季節野菜の炒め物は、ビールと良く馴染みます。これもまだリッキー君にはあげられません。

リッキー君は、いつになったら、目の前の美味しそうなお料理が頂けることなのか、じっとテーブルの容器を見ています。リッキー君がいま食べているのは、家から持って来たおにぎりです。

いかのフライが出て来ました。加熱した料理であれば、リッキー君にも食べられるメニューです。この辺りから、少しずつ切り刻んで、リッキー君に食べてもらいます。

スペアリブの上海風甘酢は、甘くて子どもにはとっても食べやすいので、リッキー君も目を輝かせてきました。

料理の味は、甘い、辛い、苦い、酸っぱい、渋いなどがあるなかで、一番子どもが馴染んでくるのは甘い味からです。リッキー君は、スペアリブの甘酢が好きみたいです。

リッキー君は、じぃじぃの膝が好きで、向こうのテーブル席から、こちらの席に移動してきました。松葉博雄の膝の席も甘いようで、少々いたずらをしても許してくれる甘さです。

ここら辺りで、お誕生日のための、リッキー君の一発芸を期待したいところですが、今日は楽器の用意も、歌の用意も、ケーキの用意も出来ていないので、ハッピーバースデーの歌をみんなで歌って、リッキー君のお誕生日を盛り上げました。

マンゴープリンが最後の締めです。幾分サイズが小さいのが気になりますが、大人になったので大きい小さいは、誰も、思っていても口にしません。

2年前に生まれた頃は、抱いていても壊れそうなほど華奢な乳児でしたが、2歳になると、活発に歩き出し、していい事と、してはいけない事が、毎日の躾で身についてくる頃です。聞き分けの無いときは、お仕置き部屋か別室に連れていかれ、躾をされるので、段々と聞き分けが良くなってきます。

2012年12月9日(日)