グルメ感想:家族と会って顔を見ながら、食べながら、話すコミュニケーションは、例え家族でも、電話やメールでとれるコミュニケーションの量とは、比較にならないほどのコミュニケーション効果になりました。

グルメ感想: 春善のお昼のランチ

グルメ感想は、春善のビジネスランチです。親子の家族間のコミュニケーションをとろうと、昼食を一緒にとる事で、話す機会を作ります。一緒に食べるのは、松葉博雄の奥さんと、長女・長男の4名です。昼休みのわずか1時間の間に、お店に行き、食べ終えて、また職場に戻ってくるという縛りがあります。

そんな条件で食べるなら、味も美味しく、と、もう一つの条件がつくと、なかなか候補となるお店は絞られます。そんな条件の下で頭に浮かんだのは、天ぷらの春善です。直ぐ近くにあり、お昼のランチは11時半~14時まであります。

バブルの時代が終わり、世の中がデフレになってきて、お客様も少なくなると、有名なお店も、高級なホテルでも、お昼のランチを提供するのは、すっかり普通になりました。

お客様の立場では、お昼に、夜のメニューとほぼ同じメニューが頂けて、値段がうんと安ければ、お昼なら利用出来るというのがあり、主婦層にお昼のランチは大受けです。

お昼のランチは、主婦層だけでなく、ビジネスランチの時間帯として、ビジネスマンにも大受けです。

春善に入ると、淡い色合いの百合の花が、背の高い葉と一緒に生けられています。

真っ盛りのもみじの中に、ムクドリのような、小さな鳥が描かれています。燃えるような朱色に、青い体のコントラストが綺麗です。博三という作家名と朱印が縫い込まれています。

春善のお店の中は、なんとなく、秋の季節感の紅葉や、イチョウや、楓の雰囲気が伝わって来ます。

飲みたいなぁ、夜なら飲みたいなぁと、大分むぎ焼酎 不知火のとっくり瓶が並んでいます。でも、お昼のランチで、しかもビジネスランチなので、ここは我慢我慢です。

何度か利用している内に、春善のオーナーさんは、松葉博雄の顔を見ると、笑顔でいらっしゃいませの関係になりました。

ビジネスをしていると、大切なのは初めての客よりも、リピーターである事が分かってきます。新規顧客を得るコストは、リピーター顧客を維持するコストよりも、2倍も3倍も、遥かに高いコストがかかるのです。

息子は、春善は初めてなので、お店にとっては新規顧客になります。新規顧客がもう一度お店に来て、リピーターになるかどうかは、帰る時にも分かりません。

しかし、新規顧客の来店動機が、口コミであり、紹介であり、リピーターと同伴であれば、この新規顧客も、リピーターに成長する確率はとても高いのです。

そういうわけで、春善のオーナーは4人に対して、とても気を使ってくれています。

春善のお昼のランチは、旬の食材をプラスしたランチで、1,800円です。

短時間の間に、厨房で要領良くランチの料理を作り、出来た物から順に、サービス係の女性がランチを運んでくれます。

ランチの天ぷらは揚げたてで、熱くて、とても美味しく頂きました。熱い天ぷらに対して、熱くないお刺身も付いています。

壁のメニューを見ると、ふぐ鍋の案内がありました。春善には生簀がないので、ふぐ料理は、前日までの予約が必要です。

次はもう少し寒くなってから、家族とのコミュニケーションに、ふぐを食べに来ようかな?と、一言言うと、忽ちまわりに反応が表れました。奥さんも子ども達も乗り気です。

それよりももっと乗り気なのは、春善のオーナーさんです。まだ具体的に日時が決まったわけではありませんが、皆さんがこんなに積極的になると、寒い日を選んで、ふぐ鍋のコミュニケーションの日が必要になりそうです。

お昼休みの1時間の休憩の範囲内で、美味しい揚げたての天ぷらを頂いて、会話も弾み、コミュニケーションがとれました。

会って顔を見ながら、食べながら、話すコミュニケーションは、電話やメールでとれるコミュニケーションの量とは、比較にならないほどのコミュニケーション効果になりました。

2012年11月25日(日)