「朋(とも)あり遠方より来(きた)る、亦楽しからずや」といいます。まさに名言です。はるばる沖縄から神戸まで、初めて来てくれてました。沖縄にしばらく行けてないので、凹んでいた元気が、盛り返してきました。

沖縄の片山正喜さんが会いにきてくれました。(2)

「朋(とも)あり遠方より来(きた)る、亦楽しからずや」 といいます。沖縄で親しくして頂いている友人が、神戸まで訪ねて来てくれました。

松葉博雄の顔を見て、会社の様子を見たら、もうあらかた用件が済んだので、これから神戸空港に向かって帰るといわれました。

そんなわけにはいきません。わざわざ遠く沖縄から、松葉博雄が最近沖縄に行けていないので、片山正喜さんの方から訪ねて来てれたのに、このまま沖縄に帰してはいけません。

直ぐに奥さんに連絡をとりました。奥さんは付き添いで病院に行っているのですが、携帯電話で連絡を取り、「沖縄からびっくりする人が来てるけど、誰かわかる?」と、尋ねてみても、まさか片山正喜さんとは思っていません。

片山正喜さんが、神戸のさんプラザコンタクトレンズに来てくれている事が分かると、奥さんはすぐに会社に戻って来てくれました。

お昼時だったので、すぐに帰る帰るといわずに、一緒に『紫匂』に行って、沖縄では食べられないような、美味しい和食を食べましょうと誘いました。

食べ物の話しが出ると、反応もあって、急いで沖縄に帰る必要もないし、それじゃあ、お昼ご飯をご馳走になろうかと、話しはまとまりました。

紫匂では、お昼のランチを頂きます。電話で予約をしたので、用意が出来ていると思ったのですが、今日の紫匂は、お酒も飲まないのに、お酒に合わせたような、ゆっくりとしたお膳運びです。

始めから食べ終わるまで、60分以上もかかる、ゆっくりとした配膳でした。味は、流石ミシェランに選ばれただけあって、とても美味しい京料理でした。

片山正喜さんに、沖縄に帰るのを一日遅らせたらどうですか?と、勧めました。片山正喜さんが気になるのは、愛犬リーを銅谷美奈子さんのところに預けているので、一日帰りが遅くなることを、リーと銅谷美奈子さんに了解してもらう事です。

紫匂の料理は、一品ずつはままごとのような少量のものですが、食べ続けていると、終わりの頃には十分お腹いっぱいになりました。

ふぐの皮を使った、煮こごりのデザートがとても美味しく、絶品でした。

これだけの品数を、わずか3人の為に、よく手間暇かけて作って頂いたものと、感心と感謝です。一つ一つのお皿が、とても美味しく頂けました。残念なのは、真っ昼間なので、ビールが飲めなかったことです。

片山正喜さんと、神戸の三宮で一緒にご飯を食べるようになるとは、思ってもみませんでした。しかし、これは人生の面白いところです。

沖縄の話しになります。2012年の今年は、沖縄には大きな台風が2つ来ました。台風に慣れている沖縄の人ですら、こんな大きな恐ろしい台風は初めてだといわれています。

恩納村前兼久でも、停電がしばらく続いたそうです。漁業の被害も出ました。農作物は、風で吹き飛ばされたそうです。

沖縄本島では、普段収穫出来る野菜が、台風の為収穫出来ず、内地から輸入しているので、季節の野菜が高いそうです。植え直した農作物が伸び、花が咲いて、実がなって、収穫できるまで、きゅうりも、トマトも、茄子も、みんな高いそうです。

話している内に、今夜は泊まって行ったらどうですか?という話しになりました。

紫匂の最後のご飯は、焼おにぎりでした。醤油を垂らして、ゆっくりと焼いているので、香ばしい香りの焼おにぎりでした。

まだ抑えがありました。それはお餅です。片山正喜さんが美味しいと絶賛したので、松葉博雄のお餅を持ち帰り用に差し上げました。

紫匂のご主人は、沢山の品数を、黙々と作ってくれていたので、会話があまり出来ませんでした。わずか3人の為の手の込んだ京料理は、採算性から見ると、とても大変だと思います。

朋(とも)あり遠方より来(きた)る、亦楽しからずや。 といいます。まさに名言です。はるばる沖縄から神戸まで、初めて来てくれてました。沖縄にしばらく行けてないので、凹んでいた元気が、盛り返してきました。

2012年11月12日(月)