商売は立地8割と言われる通りです。センタープラザの地下の食事処丸亀は、お店の場所を人通りの多いところに移ってから、大当たりです。

センタープラザ地下にある お食事処 丸亀でランチ

阪神淡路大震災(1995年1月17日)を境にして、さんプラザビルと、センタープラザビルは、テナントが大きく変わりました。

いつも利用する、お食事処丸亀は、元は北側の分かりにくい場所でしたが、震災以降お店を表通りの現在の位置に移転して、広い店舗になりました。

客席が増えた事で、お店が見つけやすくなり、お客さんは相当増えています。丸亀でおにぎり定食を食べ始めて、早40年です。

今日の昼食は、丸亀のおにぎり定食です。奥さんはカレーそばです。

丸亀は家族経営の店です。寡黙なご主人を中心に、その奥さん、子ども、孫の代の3代で厨房が回っています。

おにぎり定食のおにぎりは、炊きたてのご飯で、型押しで作ったおにぎりが、二ツ山と三山のどちらかを選ぶ事が出来ます。

だし汁は、かつおと昆布出汁の味がします。お客さんは常連客が中心ですが、お客さんとお店の経営者との会話は、ほとんど聞きません。

カレーそばは、煮え立った熱々で、熱が冷めないように片栗粉が入っているのか、どろっとしています。

慌てて食べると絶対に火傷しそうなので、冷や水をコップに入れて、置いてくれています。

厨房の方からは、こちらの客席を見ながら、調理しているので、きっと名前は分からなくても、あのひとがまた来ているとか、感じているはずです。

押し型で作ったおにぎりには、真ん中部分に梅干しの梅肉が入っています。この梅肉が入っているお陰で、食欲が不振な時でも食べられます。

丸亀では、以前はTVの放送をBGMのようにだらだら流していました。それがうるさくて余計なサービスでしたが、最近はテレビの放送はつけていません。おかげで静かに食べられます。

震災以前の元の場所から、移転したときに、一緒に移ってきたのが、下の写真の蕎麦屋の浮世絵です。

江戸時代の蕎麦屋さんの様子を想像できる浮世絵です。

お店が広がり、客席が増えると、いろいろな人が近くの席に座り、側に来て欲しくないのは、煙草を吸うお客さんです。お店が禁煙にしてくれたらいいのですが、喫煙自由なので、煙草の煙が流れてこないよう、祈るばかりです。

2012年10月7日(日)