里山が壊れていきます。里山が放置されると竹藪になり、光が届かない籔には樹木が育ちません。淡路島のドライブで、あちらこちらに竹藪が広がっています。

東浦フローラルアイランド リッキー君と淡路ツアー(3)

焼肉の平松を出ると、お店の前には収穫目前の稲穂が輝いていました。リッキー君に日本の農業の事も少しずつ教えておく必要があるので、リッキー君を稲穂に触れる所まで連れて行って、これがお米ですよと教えています。

リッキー君は2歳の誕生日がまだ来ていないので、これが稲穂と言われても、これがお米だと言われても、多分分かりません。

来た道をまた帰ります。慶野松原に近い西淡三原から、東浦に向かって高速道路を走ります。運転している時と違って、助手席に座ると、普段見えない物が見えます。

淡路島のなだらかな山裾に、あちらこちら沢山の場所に竹藪が発生しています。森林の手入れが十分でないと、山は荒廃して、竹が茂っていきます。一旦竹が茂ると、手がつけられないほど竹藪が広がっていきます。

昔は山は重要な生活の資源を得られる場所でした。昔話に「おじいさんは山へ柴刈りに行き・・・」とあるように、昔は山にエネルギー源を頼っていました。

それが石油や電気、ガスが家の中で燃料として使われると、山に柴刈りに行かなくてもよくなって、山は大事にされなくなり荒れてきています。

松が茂る山は、松茸が普通に採れました。それが山の下草をとらなくなったので、松茸とも縁が薄くなりました。

今年はイチジクに拘っています。今日寄った、東浦のフローラルアイランドでも、高級イチジクを見つけました。普通のイチジクの倍以上の値段ですが、艶があります。

秋の味覚が出てきています。日本一甘くて美味しい、鳴門金時イモがお店に並んでいます。鳴門金時イモの本場は、徳島県の里浦地区だそうです。

普段と違って、休日に来てみると、フローラルアイランドの蛸の姿焼が大賑わいです。生の蛸を鉄板の上に置き、上から蓋をして蛸を焼き上げると、スナック風の蛸に変わって、ドライブ途中に車で食べるには美味しそうです。

さて、この下のイチジクが、金崎農園の高級いちじくです。他のいちじくに比べると、艶があります。輝きが違います。

食べてみると確かに甘い、よく熟れたイチジクでした。イチジクに拘ってみると、なかなか奥が深いものです。

2012年9月16日(日)