みなとこうべ海上花火大会(第42回)に特別ご招待をしました。

みなとこうべ海上花火大会(第42回)の日がやって来ました。この日のために、さんプラザコンタクトレンズはお客様をご招待する為に、1組2名様ご招待で、60席用意しました。

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ご招待したのは、花火サポーター特別席です。新港第一突堤の先端が、花火サポーター特別席です。目の前の海上から花火が打ち上がるのを見ることができる特等席です。

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花火のすごさは、近くで見ると分かります。近くで見ると、大音響で花火が夜空に炸裂する音が、お腹に響く程の迫力があります。

花火の一瞬の艶やかさも、豪華さも、優雅さも、出来るだけ近くから見た方が感動します。指定席の番号のついたパイプ椅子が、海の方を見てズラッと並んでいます。

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8月4日の、真夏の夕刻は、まだ日が煌々と照りつける時間です。西日に照らされて、頬が日焼けしそうです。

椅子はガラガラです。指定席だから急いで席取りのために早く来る必要がないのはいいことです。花火会場のお祭りのような雰囲気も存分に楽しめます。

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だんだんと太陽が西に傾き、夕闇が迫ってきます。昨年、ドイツを訪れた時、花火大会の日に出会いましたが、あちらは、白夜の夜で、花火が上がるのは、夜の10時頃からです。

その点、日本では、8時になれば、すっかり暗くなります。

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いよいよ日が沈みました。7時40分の第1発目まで、あと少しです。ご招待したお客様は、全員来て頂きたいです。

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7時40分、時間どおりに打ち上げが始まりました。目の前の海上から打ち上がる花火はすごい迫力です。

花火はひとつの円で、一発と数えるわけではありません。 花火の打ち上げ発数の数え方は、 3寸玉を基準に一寸ごと二乗し、数えます。

3寸= 1発 、 4寸= 2発 、5寸= 4発 、 1尺=128発 ・・・ と換算します。ということは、目に見えてるひとつが1発ではありません。ちなみに、 10号玉=6万円(1尺玉 約30cm)で、20号玉で、55万円です。

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2012年は、NHKの大河ドラマの平清盛にちなんだ花火もありました。

扇の形を模した花火です。扇といえば思い出すのは、平家物語で、那須与一が「よっぴいてひやうど」放った矢が見事に扇の要を射るシーンです。

音戸の瀬戸で開削工事を行っているときに、沈みそうな太陽に向かって平清盛が扇を仰ぎ、太陽を招き返したという言い伝えもあります。その扇でしょうか。

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遠くから見ていると、海面近くで打ち上げられている花火はほとんど見ることができず、音だけがドンドンと聞こえるものですが、この場所では違います。目の前で見えます。

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次から次へと覆い被さるような連発になると、会場がワーッと盛り上がります。拍手の音も聞こえます。

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そして静かに消えゆく花火の光にも、オーッと歓声が上がります。この歓声や拍手を花火職人の方に聞いてもらいたいと、いつも思うのですが、聞こえているのでしょうか。

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中断の間に、ナレーションの女性の方が「みなさん、お月様をご覧下さい。金メダルのようなお月様です!」と案内がありました。見てみると、見事なお月様です。そういえば、この花火大会の間に、ロンドンオリンピックの男子サッカーは準決勝進出をかけてエジプトと戦っていることを思い出しました。

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いよいよフィナーレです。決して無秩序に上がるのではなく、左右の打ち上げ場所が息を合わせて、ドラムの早打ちのように、テンポ良く次から次へと打ち上げられます。

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大きな尺玉の連発で終わります。

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帰り道は大混雑です。雑踏事故を防ぐために、たくさんの警察官や民間の警備員の方が誘導していました。

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海上花火大会が終わった後は、観客の皆さんが一斉に、これまで歩いてきた道と、逆の方向に帰って行きます。大変な混雑です。今夜は沢山の浴衣美人で神戸の街は賑わいました。

2012年8月4日(土)