淡路市でイチジク農家を見つけました。出荷はお盆過ぎです。

イチジク農家を見つけました。出荷はお盆過ぎです。淡路は魚だけでなく、フルーツもいっぱいです。淡路夏の味覚ツアー (4)

淡路市をドライブしていて、イチジク農家を見つけました。場所は枇杷農家の近くです。いちじくの出荷はお盆過ぎです。

やって来たのは、炭焼あなごの魚増鮮魚店です。前回、ゴールデンウィークの時には、行列が出来る店でした。

今日は行列は出来ていませんが、沢山焼穴子を買おうと思えば、焼き上がるまで作業場でじっと待っていなければなりません。

焼き手の作業員は、黙々と焼いてはいません。おしゃべりをしながら、相づちを打ちながら、世間話をして焼いています。

魚増鮮魚店では、生魚も置いていますが、ほとんどのお客さんは焼穴子が目的です。

生の穴子も、炭火焼穴子にすると付加価値が一気に上がり、生で売るよりはるかに有利になってきます。焼穴子を買った後は、何かないかなぁとキョロキョロしながらドライブを続けます。

見つけました。イチジク農園です。ぽつんぽつんとイチジクを栽培している所はあっても、広い耕地面積で、周りを害虫から囲ってまで栽培している所は珍しいのです。

車を止めて、イチジク農園を訪れました。出荷はまだか、いつになったら買えるのかを確認する為です。

広いイチジク農園の中に、一人、女性の方が作業をしています。何をしているのかというと、伸びたイチジクの枝を、支柱にくくりつける作業をしています。

イチジクの出荷は、お盆を過ぎた頃から10月末くらいまで続くそうです。それまで、空からはカラスや野鳥、柵をくぐって入ってくるのはイノシシや野ウサギやイタチです。

中でも手に負えないのが人間です。夜こっそり侵入してきて、よく熟れたイチジクをごっそり盗んでいくそうです。獣がとるのは少量です。獣はとった後が、爪や牙の跡です。

人間の場合は、はさみを使って綺麗に切り取って、ごっそり持って帰ります。翌朝来てみて、出荷寸前のイチジクを盗まれていることに気が付いた時の落胆は、言葉に尽くせない悔しさだそうです。

侵入者は事情を知ってて、どの辺りが出荷寸前なのか、土地勘もあり、内部情報にも通じてるような感じです。対策として警報装置を付けるとしても、監視カメラを付けるにしても、そのコストを考えると、実施できないそうです。

イチジク農家のおばさんは、松葉博雄がイチジクを買いに来てくれる事を楽しみに待っていると言ってくれました。そして、今栽培している野菜をはさみで切り取って、持たせてくれました。

イチジク農園は、人手が少なくて済むように配水管が巡らされて、水遣りはパイプで自動給水です。

これも持って帰りなさいと、モロヘイヤのような葉っぱ野菜を持たせてくれました。料理方法は、茹でて油炒めすればソテーになります。

2012年7月19日(木)