四季の花があるように、明石海峡にも四季の魚があります。淡路島岩屋港の夏の魚は ハモ、赤ウニ、キス、あじ、穴子、タコです。

四季の花があるように、四季の魚があります。淡路島岩屋港の夏の魚は ハモ、赤ウニ、キス、あじ、穴子、タコです。淡路夏の味覚ツアー (2)

四季の花があるように、四季の魚があります。淡路島岩屋港の夏の魚は ハモ、赤ウニ、キス、あじ、穴子、タコです。正寿司では、黒メバル、鯛、鰆が季節の魚でした。

淡路島で美味しいお寿司を食べようと、情報を集めて訪れたお店は「淡路島 正寿司」です。正寿司は岩屋の近くなので、魚の漁場は明石海峡になります。

この店は、入り口に、岩屋漁港の仲買人の免許証を持っている事を書いていました。つまり、小売り店から魚を仕入れるのではなくて、漁師が持ち寄る魚市場で、卸値でいろいろな魚を買うことが出来るという事です。

正寿司のお店の周りには、ちりめんを干す、干し場が四方に広がっています。沢山人がいて、獲り立ての魚を窯で茹でて、ちりめんに加工する作業中です。後で行ってみましょう。

初めての店ですが、正寿司に入ります。入ると直ぐに目につくのが、「躾のいきとどいていない、騒しいお子様 お断わりさせて頂いてます。」の表示です。

これはお客様には配慮です。ゆっくり落ち着いてお寿司を味わう時に、周りに子どもが騒ぐと、ムードが壊れる事があります。しかし他方で、子どもを連れてこないと来られないお母さんの場合は、お店に入る事がはばかられます。

お店の中に流れる音楽は、小さな音量のジャズです。ジャズの曲は、ニューオーリンズのジャズもありました。近づいてみると、スピーカーの上に人形が6体並んでいて、それぞれが楽器のパートを担っています。

リズムに合わせて、人形は楽器を演奏するかのように、身振りをしています。良く出来たお人形です。

お客様は誰もいません。カウンター席に通され、目の前の窓からは、明石海峡大橋の岩屋側が見えます。

このお店は、4年前に大将(高橋正悟 さん)がこの敷地を見つけて、お店を建てたそうです。いつも予約がいっぱいで、特に土日は予約なしでは食べられないようです。

お料理も要予約が多く、仕入れの都合があるので、あれを食べたい、これを食べたいと思ってる人は、予め予約が必要です。

一番高いのは「天然とらふぐコース」で、31,500円です。これは美味しそうです。

寿司職人の2人が、カウンターの中で支度をしています。リーフレットの写真では、寿司職人は3人になっていますが、今日は2人です。どちらが大将か考えてみます。動作や言葉遣いでどちらが親方か、そのうち分かります。

車の運転中なので、ビールは頂きません。せっかく美味しいお寿司を目の前にして、ビールがないのは、山葵のないお寿司を食べるような、物足りなさを感じます。

メニューを見ると、寿司は、桜5250円、紅葉3150円、梅1890円の3コースあります。

カウンター席ですが、寿司はカウンターに一貫ずつ出すのではなく、大きな鉢に盛られて出てきました。

今日の岩屋漁港の美味しいネタは、黒メバル、鯛、鰆ですと、念押しがありました。

皿に盛られているので、自分のスピードで、欲しいものから選びつつ食べる事ができます。何から食べようかなぁとお皿をぐるりと見渡して、一定の食べ方の順序を考えます。

どのお寿司も美味しそうで、お魚には小さな包丁の切り口が刻まれています。手で掴んで、食べやすくしているのか、それとも、お醤油が魚に絡みやすくしているのか、細かい芸です。

最初に頂く事にしたのは、獲り立ての様なウニです。口に入れると、とろけるようなウニの柔らかさが伝わって来ます。

二人の寿司職人の動作を見ているだけでは、どちらが親方か分かりません。しかし、かすかに違いを感じます。それは着ているシャツです。

親方の方が、上等そうなシャツを着ていました。着る物も寿司職人によって、お店によって、こだわりがあります。ネクタイを締めて、帽子を被ってにぎる寿司職人もいます。

3つのコースがあることは分かりました。それでは、一番違うのは何でしょうか? それは、マグロの刺身が、大トロか中トロか赤身です。

さて、上のマグロは、大トロでしょうか?中トロでしょうか?赤身でしょうか?
大トロではないようです。それでは、中トロでしょうか?赤身でしょうか?

2012年7月19日(木)