鳥の目、虫の目、魚の目:鳥の目は全体を鳥瞰します。虫の目は細かい所を見ます。魚の目は魚眼で流れを見ます。3つの目で見れば人生は成功しそうです。

とんびが頭上から「鳥の目」で見ています。足下には、蟻が「虫の目」で甘い物に寄ってきています。大磯港の魚は、「魚の目」で潮流をよんでいます。この3つの目で見れば、人生は成功しそうです。2012年第3回淡路研修(4)

鳥の目は全体を鳥瞰します。虫の目は細かい所を見ます。魚の目は魚眼で流れを見ます。鳥の目・虫の目・魚の目の3つの目で見れば、人生は成功しそうです。

青梅で梅酒の漬け込みが終ると、次は外で煙が出ても遠慮のない焼肉です。皆さんが分担して、食材の加工が出来ました。

テーブルに並べてみると、こんなに食べられるかなぁと思うほど沢山の食材が並びました。お肉は神戸牛をつくる、素牛の淡路牛です。

野菜には大下さんが大好きなズッキーニを沢山用意してきました。ズッキーニがどうしてそんなに好きなのか、これから食べてみて理解出来るかどうか、課題です。

淡路は6月のこの時季、北淡町を中心として枇杷の時季です。淡路の枇杷は、一粒一粒がよく選ばれていて、高級果物になっています。

青い芝生の上に、食材を並べたガラステーブルが用意されると、いよいよ炭火の準備が始まります。

焼き肉やバーベキューをするときに、一番の難題は炭火をうまく着けることです。着火剤に頼ったり、補助燃料に頼って、なんとか炭火をつける事もありますが、今回は、ガステーブルで予め炭火を焼き上げて、かなり火が強くなってから、バーベキューコンロに炭を移しました。

新品の金網を使います。焼肉店でも、先のお客さんが使った金網は、相当良く洗って、次のお客さんに使っています。

焦げた付着物や、焼け残りの食材が金網についていると、味を損なってしまいます。

ちゃんと今咲いているハイビスカスの鉢も、お庭を明るくするために用意しています。ハイビスカスと、蘇鉄の大きな葉を見ていると、トロピカルな雰囲気になりました。

焼肉を焼く係は、ややせわしない、イライラした人が似合います。火加減によって、一カ所に火の勢いが集まり、その火にあたる食材ばかりが早く焼けてしまうので、適当な感覚で食材の場所を入れ替えたり、裏返したり、焼けすぎないように見ていくのは、かなり忙しい仕事です。

ご飯は松葉博雄がおにぎりに握って、ゆっくり炭火で焼いて、焼おにぎりをつくります。予め、誰がどのおにぎりを、うまく焼き上がるように育てていくか、担当を決めて、自分のおにぎりは自分で焼くようにルールを決めました。

穴子も用意しています。砂糖醤油の香ばしいたれをつけて、炭火で穴子を焼けば、ご近所のお家にまで、風に乗って、煙になって、魚増のように穴子の匂いは届くでしょうか?

驚いたのは鳥の目です。直ぐ近くの電信柱の上には、とんびがとまっていて、この焼肉と穴子焼きを、欲しいな欲しいなと、頭上から狙っています。

ハッと気が付いたのは、鳥の目と、虫の目です。鳥の目で遠くから、焼肉まできています。足下では、いつの間にか、蟻が集まって来ています。

直ぐ家の前には大磯港があり、沢山の魚が頭上から狙われないように、魚眼で潮の流れを見ています。

炭火で焼くとお肉はとっても美味しく、ビールは熱い熱いお肉を口の中で冷やすのに、次から次へと飲み込まれていきます。

今日の3人の中で、アルコールが全く駄目という人がいて、これはこれでお気の毒ですが、でも松葉博雄は、饅頭やケーキが全く駄目で、だからといって、お気の毒とは思わないので、アルコールを飲めないのはしかたありません。

少しずつ日が沈んできて、話しも弾んで、お腹もいっぱいになりました。

この後、近くの天然温泉花の湯に、車を呼んで乗せていってもらいました。いつもの浦タクシーの石原さんを指名ですが、今日はお休みの日でした。

浦温泉に行くと、およそ40分後に迎えに来てもらうことに運転手さんと約束しました。この40分は男性の都合の40分で、あとの話しでは、女性が髪を乾かすには、全部で40分では足りないそうです。

天然温泉花の湯は、この春から民営化になりました。有限会社の経営に移ったそうです。そうなると、きめ細かいサービスが始まりそうです。

今日の研修で教えられたのは、自然からの教訓です。鳥の目、虫の目、魚の目です。

2012年6月13日(火)