これではお客様が来ません 旧暦の節分の日、突然街中が春の嵐に巻き込まれ、これではお客様が来ません

これではお客様が来ません 突然街中が春の嵐に巻き込まれ、これではお客様が来ません

これではお客様が来ません 突然街中が春の嵐に巻き込まれ、これではお客様が来ません。バケツの水をひっくり返したような集中豪雨です。

車が汚れると、洗車機で車を洗ってもらうことがあります。洗車機から、ものすごい勢いで、水圧を使って、車の汚れを洗い流し、その後、グルグル回るブラッシングをかけられます。

2012年4月3日(火)は、旧暦ではおひな祭りの日です。この日、まるで洗車機で車を洗うような、強い風を伴った、霧状の、カーテン状の、大量の雨に、神戸三宮の市街地は包まれました。

洗車機に洗われるような、向こうが見えないほどの大量の雨です。いわゆる集中豪雨が、三宮センター街に起きました。低地の商店街には、周りから水が流れ込み、地下街にも、浸水騒ぎがありました。

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12時頃、窓から外を見ると、みるみる内に空模様があやしくなり、あっという間に真っ暗になって大雨が降ってきました。

神戸海洋気象台によると4月3日午前11時59分、姫路市の家島で29.8メートルの最大瞬間風速を記録したそうです。最大瞬間風速では洲本市で29.6メートル、明石市で31.5メートルの風が記録されました。

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飛行機で、上空の雨雲を通過している時のように視界は悪く、隣のビルしか見えません。三宮のビルは霧の中に隠れてしまって、ぼんやりとしか識別出来ないほどの視界の悪さです。

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2時頃になると、急に外が明るくなってきました。雨は上がったようです。しかし、昼休みに外出していた社員が戻ってくると、「センター街が水浸しです」、「地下街ですごい雨漏りで、みんな傘さして歩いています」といった近隣の被害状況が知らされました。

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また30分ほどすると、お日様が見えてきました。お天気はよくなったように見えますが、外は強い風が吹き荒れているそうです。JR西日本は午後5時現在、強風のため、神戸線(尼崎‐姫路間)、宝塚線(尼崎‐篠山口間)、赤穂線(相生‐播州赤穂間)の各区間で、上下線とも運転を見合わせているとのことです。

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JRが動いていないという状況では、一部の従業員の方は帰宅できないという問題が生じてきました。

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急いで全員の住所と交通手段を調べました。一方でJRのホームページやニュースで、状況を把握していきます。

JRが代替交通手段としてバスを運行したり、他の鉄道会社にJRの定期券でも乗車できるよう、いろいろ手配しているようです。それでも、JRでしか帰れない人もいます。

通勤にJRを利用している従業員は正規の終業時間を待たずに帰宅するよう指示しました。

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雨があがり、薄日が差してきて、だんだんとお天気が回復していき、もう、不安は去ったと思ってみても、後から知った全国のお天気ニュースでは、この日は、日本列島が全域にわたり、意図しない、春の嵐に襲われた日であったことを知りました。

少しだけ救われたのは、桜がまだ咲く前で、春の嵐に、可愛らしい桜の花が散らされなくて良かったです。

 

2012年4月3日(火)