忘れ物は、その値打ちが大きいほど、後悔は比例して大きくなります。活魚料理・鮨「源平」

忘れ物は、その値打ちが大きいほど、届けてもらうと嬉しさは大きくなります。源平(2)

忘れ物は、その値打ちが大きいほど、後悔は比例して大きくなります。でも、忘れ物は、その値打ちが大きいほど、届けてもらうと嬉しさは大きくなります。

寿司職人が一人前になるまでには、およそ十年と言われています。

目の前の修行中の板前さんの動作を見ていると、十年かかるのも無理はありません。

なにしろ魚毎に料理方法が違うし、扱う包丁も何種類も変えて、手と頭と目で、寿司の一品ごとの味を追求しています。

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少し、深めの質問をしてみると、少し困って、左側の兄弟子の方に助けを求めています。

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源平は和食とステーキがあります。ステーキの源平には、2月に行っています。

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手先に集中していないと、包丁で指を切らないように、あまり深く考えるような質問は止めときましょう。

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奥さんは、今日の寒さしのぎに茶碗蒸しを注文しました。

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にぎり寿司を大体食べ終えると、周りのお店の中が気になってきます。壁には絵がたくさん飾っています。どれも淡路の岩屋漁港の絵のようです。

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この中に、夜の寂しそうな岩屋漁港の絵がありました。波の静かな、鏡のような水面に漁船の姿が、まるで鏡に映る絵の様に、二艘の漁船が描かれています。

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その隣には、お寿司屋さんの壁を飾るにはピッタリの魚の絵もあります。この絵はトラフグでしょうか。トラフグの手前にはサザエの貝がうつぶせになって描かれています。

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目をさらに隣に追っていくと、その隣には明石海峡で採れたばっかりのようなアブラメの尾をぴんと上に跳ねた活きの良いお魚が描かれています。これらの絵は、店に来るお客様が趣味で描いて、寄贈してくれたそうです。五洋建設の社員の方も、源平によく来ていて、馴染みのお客で、わざわざ絵を描いて、プレゼントしてくれたそうです。

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雑誌でも紹介されています。岩屋といえば、お寿司といえば、源平だそうです。

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源平でお寿司を食べていると、窓越しに明石海峡大橋のイルミネーションがとてもキレイです。昨年の福島原発事故以来、各地で節電運動が起きています。明石海峡大橋も、以前に比べるとかなりの節電量のように見えます。以前は、美しいネックレスのように、ロープの一つ一つにも、長い飾りのイルミネーションが輝いていました。

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源平で、にぎり寿司を食べたあと、ビールを飲んだ酔いもあってか、油断してしまいました。大切なものを、源平に忘れて、置いてきました。

気がつくと、途中から車が後ろから追っかけて来ていることが、闇夜にも分かりました。そうです、すぐに源平の、あの修行中の板前さんが、松葉博雄の車を追いかけて、忘れ物を届けに来てくれていたのです。嬉しくなって、この嬉しさを、写真に残したいので、写真を撮らせてもらいました。

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忘れ物は、その値打ちが大きいほど、後悔は比例して大きくなります。でも、忘れ物は、その値打ちが大きいほど、届けてもらうと嬉しさは大きくなります。

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この後、松葉博雄は、奥さんと一緒にする、内職のような仕事があります。それは、ドイツ滞在中の娘に送る、日本食に使う乾燥わかめを送る準備です。今年の新しい乾燥わかめを送るのに、料理に使うのに、便利なように小さく、刻む仕事があります。

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パソコンを開いて、情報を取りながら、細い乾燥わかめを、はさみで一センチ位の長さにカットして、ドイツにいる娘に、お父さんよくやってくれましたと、褒められるように気を遣っています。

2012年3月15日(木)