『つまが暗いと、家庭が暗くなる』と、実演販売の上手な口上に肯きました。

『つまが暗いと、家庭が暗くなる』と、実演販売の人が言ってました。

『つまが暗いと、家庭が暗くなる』と、刺身のつまがキレイに作れるよと、実演販売の人がだじゃれを言っていました。

昼休みに、大丸神戸店へ散歩がてら昼食をとりに行ってきました。

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大丸神戸店は、阪神淡路大震災で全壊し、今の大丸神戸店は建て替えたビルです。

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バレンタインが近づいているので、バレンタインに関する催しが目を引きます。

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大丸神戸店の7階に、生活用品の売り場があります。 ここに、昔懐かしい調理用品の実演販売をやっていました。

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実演販売は、口上が面白いので、立ち止まって聞いてみました。調理器具で大根を撫でるように挽くと、刺身のツマとなる、大根のつまが簡単にできます。

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マグロについてる刺身のつまは、まぐろの血が付いたらつまが黒くなります。つまが暗くなると、家庭が暗くなるので、つまはこんなにキレイに、つまが暗くならないようにこの調理器具で刺身のつまを作ったら、つまが明るくなり、明るいつまが家庭を明るくします。と、まぁこんな刺身のつまと、家庭のつまを引っかけて、お客さんの足を止めて、つい、調理用具を買ってしまいます。

2500円のところを、今日は特別に実演販売の紹介を兼ねて2000円でいいそうです。なんだか、どこかで見た、寅さんのようです。

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ちょっと寄り道をしてしまいました。9階の食堂街で何を食べようか、案内掲示板を見て考えます。

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よく見ると、以前に、松葉博雄の長男が、初月給を貰ったときに、お父さん・お母さんにご馳走すると言って、振る舞ってくれた『安さん』が出店しています。

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安さんに行って、海鮮丼を注文しました。 海鮮丼は1575円です。

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赤だしには、ぬるっとした、喉越しの良いジュンサイが入っています。

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このくらいの海鮮丼だったら、1000円くらいが妥当ですが、百貨店はテナント料を4割くらいとるので、1100円くらいの料理でも1500円になるのです。

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忙しいお昼時が終って、安さんの店内には、お客様がお勘定を払って帰る時間です。

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女性のお買い物客が中心で、男性の姿はあまり見えませんでした。ご婦人方はお昼に、女性同士で美味しいものを食べているんだなぁと今更ながら感じました。

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大丸神戸店のアートギャラリーでは、魚谷洋画伯の絵画展が開催されています。外で見ていると女性のお店の方が、どうぞどうぞと引き入れてくれたので、魚谷洋画伯のピースフルワールドを見て見ました。 一番高い値段は、499万円でした。

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昼休みは、すぐに終ります。大丸神戸店の外に出ると、今日は青空です。風見鶏の時計塔は、風向きを北の方にしめしています。

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大丸神戸店の近隣は、そごう神戸店とは違った雰囲気があります。いわゆる、神戸の居留地の雰囲気です。

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少ない昼休みの時間で、魚谷洋画伯店を見て、調理用具の実演販売を聞いて、安さんの海鮮丼を食べて、これからまた会社に戻り、午後の仕事にとりかかります。

2012年2月8日(水)