オランウータンのような希少動物を増やすのは、難しそうです。王子動物園でみた希少動物

難しそう、難しそうです。オランウータンのような希少動物を増やすのは、難しそうです。霊長類の赤ちゃんを・・・ U君と一緒に王子動物園(7)

オランウータン

難しそう、難しそうです。

希少動物を増やすのは、難しそうです。

霊長類の赤ちゃんを、人工保育するのは難しそうです。 

人の赤ちゃんと育てる難しさはかわりません。

段々と人間に近い、お猿さんの方向に進んでいます。 

次の柵にはオランウータンが天井の柵に掴まって、

なにやら深い考え事をしてるように見えます。

オランウータンの檻では、

オランウータンが柵にぶら下がって遊んでいました。

**

ボルネオオランウータンです。

こちらに気づいて、カメラのほうを見ています。 

オランウータンは、『森の人』と言われています。 

このオランウータンもどんどん減少しています。 

一説には、この100年で、オランウータンは、

90%の減少と、報告されています。 

つまり、100年前の10分の1になっています。

**

その原因は、他の動物と同じ様に、環境破壊です。 

オランウータンが住んでいる、森林の伐採で、

生息地が狭められています。 

その次に、ペットとしての密猟があげられています。

**

難しそうなのは、オランウータンの保護の為には、

発展途上国の経済発展とのジレンマがあります。

**

発展途上国は、人口も増え、

森を焼いて、畑を切り開いて、食料増産や、

材木の輸出などの経済活動があります。 

制限するのは難しそうです。

この経済活動と、オランウータンの環境保護は、

発展途上国にはジレンマになってきます。

**

もう一度チンパンジーの檻を見ると、

チンパンジーもオランウータンと同じように柵につかまっていました。 

難しそうな水平移動も、簡単に移動しています。

**

この白い長い毛のついたのは、アビシニアコロブスです。 

今年の6月に赤ちゃんが生まれたそうです。

**

建物の中では、飼育員の人がオランウータンを抱っこして何かしています。 

人工保育を受けているオランウータンです。

**

きっと、今抱っこしてくれている飼育員の人は、

このオランウータンにとって父親代わりなのだと思います。

**

その光景を見て思い出しました。 

昔、松葉博雄の子どもが幼稚園の時、

遠足に王子動物園にやってきて、

その時にもチンパンジーの赤ちゃんが

飼育員にミルクをもらいながら育てられていました。

**

その可愛さに感動したのか、

うちの子は遠足から帰ってきて、

『今日から、ぼくのこと、チンパンジーの○○ちゃんと呼んで・・・』と、

いうようになりました。 

その希望を聞き入れ、しばらくの間、

チンパンジーの○○ちゃんと呼んであげると、

『は~い』と、嬉しそうに返事をしていました。

でも、少し変だなぁと思ったのが、学年が進むと、

『チンパンジーの○○ちゃんと呼ぶのは、

取り消し取り消しして』と言ってきました。

**

およそ30年前のあの時も、今日も、

王子動物園の霊長類のお猿さんたちは、

飼育員の献身的な飼育で、

難し幼児期を乗り越えているのだなぁと思いました。

飼育員の人と目を合わせて、

何か話しているようにも見えました。

**

見てると、U君を育てるのと、

あまり代わらないような、

リッキー君を育てるのとあまり代わらないような、

細かい愛情、手間のかかるお世話、を感じます。

2011年11月24日(木)