見るとがっかり･･･：ブリュッセルの小便小僧、シンガポールのマーライオン、ライン川のローレライ、コペンハーゲンの人魚姫が上げられています。ドイツ旅行記(27)

見るとがっかりするものとは、ブリュッセルの小便小僧、シンガポールのマーライオン、ライン川のローレライ、コペンハーゲンの人魚姫だそうです。

ベルギー　ブリュッセルの市街地にあるホテルは、昔からの建物を使った、石造りのホテルです。

車の窓からホテルの名前を探していても、中々見つかるものではありません。難しいのは、駐車場の確保です。公道に縦列駐車していて、ちょっと隙間があれば、すぐに車が入って来ます。駐車場を取り合って、衝突したら大変です。

ここは一旦、車を停めて、Kちゃんが歩いてホテルを探し、ホテルが見つかったら、駐車場に呼びに来ることになりました。なんとか見つかってチェックインをして、ホテルの部屋に入って、これで一安心です。

ホテルの小部屋に荷物を置いて、ほっとした後、市内観光に出かけます。

Kちゃんの後について、ぞろぞろ歩いて行きます。まず最初に、市庁舎のある広場へ向かいます。市庁舎のある広場をグラン＝プラスと呼んでいます。世界で最も美しい広場なのだそうです。

広場では、石畳の広場の一角に、サーカス小屋のように、仮設テントが張られ、これから楽団が、演奏会をするようです。

演奏者は、気取ったユニフォームを着ていません。普段着のままで舞台に上がっています。

トランペットや弦楽器の音に合わせて、リズムが弾んで来ると、U君は、保育園で習った身振りで、音楽に乗るリズム体操が始まります。

ブリュッセルの広場は、石を使った建造物が多く、建造物には、宗教的な意味があると思う彫刻が、あちらこちらに施されています。

キリスト教を信じる人は善であり、異教徒は、悪か悪魔として、扱われているのではないかと、思いました。

こんな寒いところにライオンが出てくるのは、アフリカに植民地を持っていたからこそと思います。王家の紋章には、強いライオンが使われています。

グラン＝プレスは、様々なギルドの建物で囲まれています。全体として大きな建物に見える建築物も、よく見ると、隙間もないほどぎっしりと集合している、一戸一戸の建築物の集合です。

よくまぁこんなに、隙間もないほどにぎっしりと建てられたんもんだと感心します。

どこから来たのか、テレビ局の取材チームがカメラを担いで、市民にインタビューをしています。言葉も分からない所でマイクを向けられたら大変なので、目が合わないようにさっと逃げていきます。

ベルギーと言えば、レースです。結婚式の花嫁衣装のレースも、テーブルのクロスのレースも、ハンカチのレースも、女性の心を惹くようなレースが、レース専門店に並べられています。

広場を抜けると、世界的に有名な、あの「小便小僧」の像がある広場に向かいます。ヨーロッパから、中近東から、アメリカから、アジアから、たくさんの顔の違った違った人たちが、お目当ての小便小僧の方向に向かって進んでいます。

途中、上等なホテルがありました。ここに泊まれば良かったと、ちょっと後悔です。何しろインターネットで探したので、後であれやこれやいいホテルが見つかっても、後の祭りです。

小便小僧の像の前に来ました。世界のあちこちにそっくりなものはありますが、起源はブリュッセルのこの像です。

なんと、現在の小便構造はレプリカだそうです。オリジナルの小便小僧は1960年代に紛失した･･･となっていますが、盗まれたのでしょうか？

前述のローレライの岩に続く、「世界三大がっかり」の1つです。なんでがっかりするのか、壮大さがない、迫力がない、独自性がない、と言った所でしょうか？

それでも、観光客が群がっていました。

小便小僧の愛称は、ジュリアン坊やと言います。その由来は、侵略者が城壁を爆破するために爆弾をしかけたとき、爆弾の導火線に小便をかけて消し、街を救った少年の名がジュリアンだったそうです。

今日のジュリアン坊やは何も着ていませんが、お祭りなどがあると衣装が送られ、服を着せて貰うそうです。普段はお水が出ていますが、お祭りやイベントの時にはビールを出すこともあるそうです。

こちらは、セルクラエスの金の像です。この像に触れると、もう一度ベルギーに来ることができるという伝説があるそうで、色々な人がこの像を撫でています。

2011年7月11日（月）