眠っているような町 忠海 暑い直射日光を受けて、眠っているような町

眠っているような町のようです。竹原の忠海は、暑い直射日光を受けて、家に籠もって眠っているような町です。盆休みの前にお墓参りへ(4)

眠っているような町に、竹原市の忠海が見えるのは、暑い直射日光を受けて、外に出るとうだるので、眠っているような町に見えます。

お墓参りの後は昼食です。

前回も来たたんぽぽ食堂です。

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広島と言えば、広島焼きです。広島焼きと言えば、キャベツいっぱいです。

そのキャベツも、市場価格が変動することがあり、キャベツが不作の時には、お好み焼き屋さんは、キャベツの材料費に泣きながら、広島焼きのキャベツを小手で押すのです。

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幸い今は、キャベツはそんなに高くありません。

広島焼きのスペシャルを注文しました。

スペシャルとは、具材がたくさんあり、卵は2個、そば乗り、のしイカが入り、ボリュームが多いのです。

一人一枚は多すぎるので、松葉博雄と奥さんのふたりで、スペシャル一枚をわけわけしました。

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帰りに、まいたけ直売所でマイタケを買おうと思いましたが、外には本日終了と書かれています。

あら残念。

と思いつつ、もしかしてと思いドアを開けてみると、乳飲み子を背負った留守番の女性がいました。

マイタケはもう予定販売終了だそうです。

少し粘ってみると、少しならあるそうです。

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視線をズラしてみると、ここにもオオクワガタが売られて居ました。

幼虫1匹500円です。

マイタケを栽培するおがくずで、オオクワガタも飼育できるそうで、言わば副産物です。

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お母さんに背負われた乳児は、ぐっすり眠っています。きっと、お母さんには重いと思います。でも、乳児は心地よさそうに眠っています。

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竹原市忠海の旧市街地をドライブしてみます。

小京都と言われた竹原の、忠海の町は、京都の町屋造りのように間口が狭く、奥行きの深い、いわゆるうなぎの寝床です。

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車一台がやっとと言う、狭い道を、壁に当たらないように注意しながら、車を進めると、もしここで対向車が来たらまずいなぁと思いながら、対向車が来ないことを祈っています。

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町屋造りの断面が見えました。棟続きの隣家を壊したことで、昔の土壁の家の断面が白日に曝されています。細い竹木をワラヒモで組んで、赤土を練って、竹組の中にコテで押しつけて、つなぎにワラを使っています。

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こんな建築資材は、もう今の時代ではなかなか手に入りません。

数寄者が、茶室を作る時に、大金を積んででも欲しい建築資材です。

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道すがら、今夜の晩御飯の食材を買います。

福大鮮魚店に寄って、忠海産の新鮮な魚を購入します。

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生け簀の中に捕らえられている魚は、アコウです。魚屋のおじさんは、一匹のアコウを掴んで、秤にかけます。

秤にかけられたアコウは、飛び跳ねて、秤から落ちそうです。

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夏の魚は、ベラ、タモリ、鯛、キスが並んでいます。

選んだのは、ベラとタモリです。

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ベラは、日中は砂地に隠れていて、シュノーケリングをしている時には、注意をしないと見つかりません。

砂地に隠れたベラに、針の付いた餌をそっと近づけると、匂いで分かるのか、ベラは針の隠された餌に飛びついて、強い引きがあります。

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魚を買った後は、忠海市場に寄って野菜類を購入します。

立派なゴーヤが1本98円で売られていました。

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途中の買い物に備えて、クーラーボックス用に、発砲スチロールの箱と保冷剤を用意していましたが、保冷剤は、一晩ですっかり温かくなり、魚屋さんでたくさん氷を頂いて、食材に氷をたくさん詰めると、これから三原に出て、山陽自動車道から神戸に帰ります。