何を作るのですか?漬け物です。ドイツ旅行記(10)

一緒に作ってみましょう。漬け物を一緒に作ってみましょう。ドイツ旅行記(10)

一緒に作ってみるのは、ドイツで調達できる漬け物です。一緒に作るのは、白菜の浅漬けです。私でも、一緒に作れますか?大丈夫です。簡単です。と言う会話を頭の中に思い浮かべながら、娘の家に行って朝ご飯を頂きます。

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ドイツ3日目の朝です。7月のドイツは、夜は遅い朝は早いで、体内時計が狂ってしまいます。ビーナスホテルで部屋のカードキーを替えてもらう必要があり、フロントでカードを渡すと、誤解が生じて一悶着ありました。

どうも、カードを返したことがキャンセルと思ったらしく、Kちゃんに来て貰って話しをしてもらい納得しました。

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ホテルのサービスの朝食を頂きます。ソーセージと、トマト、卵、果物です。和食の朝ご飯が食べたいなぁ・・・。味噌汁があったら、佃煮があったらと思いますが、ドイツなのでそういうわけにも行きません。

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ホテルのロビーでは、数組が朝食を食べています。ドイツと言えば、ジャガイモと聞いていましたが、ホテルの朝メニューには、ジャガイモはありませんでした。

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U君の家に行き、少しでも和食に近い料理が補給できるようにするには、どうすればよいのか考えてみました。持って来た和食は、いつの日か、食べ尽くしてしまいます。それならば、ドイツで調達出来る食材で、和食に近いものを作れば、和食の補給が出来ることになります。そこで考えたのが、白菜の浅漬けです。

白菜とキュウリの漬け物を作ってみることにしました。うまくいけば、ドイツでも日本の浅漬けが食べられます。

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松葉博雄が娘に漬け物の作り方を教えながら、漬け物の材料を用意している間、Kちゃんは家の近くの工事現場で、重しになるものを探しに行ってくれました。神戸だったら、どこでも探せる重い石が、ボンのこの辺りでは、ほとんど見かけません。

漬け物を作るには、塩、昆布、唐辛子、ライムの皮を入れます。一度覚えれば何度でも作れます。

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Kちゃんが探してきてくれた石の代わりのコンクリートブロックを重しにして、ベランダの日陰に漬け物セットを置いてできました。うまく漬かるでしょうか?

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漬け物の下ごしらえができたら、改めて日本食の朝食を頂きます。こちらでは、2回目の食事です。神戸から持って来た、中尾さんから頂いた、山椒ちりめんは、美味しいと評判です。もずくも、味噌汁も、納豆も明太子もあります。とても美味しく頂きました。

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U君は、大人のする仕草を真似て、少しずつ社会的ルールを覚えようとしています。乾杯を見て乾杯の真似もします。松葉博雄とU君は、お茶とビール瓶で乾杯をしています。

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U君も和食が大好きなので、納豆やもずくと一緒に、ご飯を頂いています。

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朝食の後は、ご飯を炊いておむすびを作ります。サランラップに一つずつ巻いて、食べやすいようにします。おむすび作りの担当は、この家にご厄介になっている松葉博雄がお礼の為に作ります。おむすびの具は、山椒ちりめんと、鮭を使います。

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おむすびが出来て、ピクニックの用意ができました。夏なので、保冷剤を入れておきます。今日のドライブの予定は、ボンの隣町のケルンへ行きます。U君は、大人がでかける時には、なんとなく気配が分かるようになりました。自分で靴を履きたがっています。

これから行くケルンは人口100万人の大都市です。約1時間程のドライブを予定しています。