日帰りツアー 神戸からです。なでしこの湯に行きました。

日帰りツアー 神戸からの報告:太山寺 なでしこの湯(1)

日帰りツアー神戸からです。松葉博雄の奥さんは、今日の行きたい先のリクエストをツアーの直前に、伝えて来ます。今日は、お米と野菜を買いたいそうです。お米は、有馬で買ったお米が、今ひとつだったので、もっと美味しいお米を買いたいそうです。

野菜は、冷蔵庫の野菜室がからっぽになっているので、5月の野菜を買いたいそうです。日帰りツアーの帰宅時間についても、注文が出ています。子ども達が集まってくるので、16時頃には、家に戻りたいそうです。

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これだけの条件を聞いて、2,3分で神戸からの日帰りツアー先を、満足が得られるように決めるなんて、よっぽど旅慣れた人であっても、ツアー業界の経験者でないと、難しいと思います。しかもお天気は、曇り空です。

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台風2号がフィリピン辺りから、沖縄の方に向かって北上中です。気象庁からは、梅雨入りが宣言され、日中も夜も雨が降ったり止んだりしています。

今は、雨は降っていませんが、空は曇り空です。そうなると、素晴らしい景色を野外で見るとか、歩くとかはダメです。そこで答えは、行き当たりばったりのハンドルに任せることに決め、10時過ぎたころ、とりあえず西の方向に向かいます。西の方向と言っても、極楽浄土ではありません。

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山麓バイパスを通って、明石の奥の方に行ってみようと思っています。ところが、車線変更で失敗し、山麓バイパスの途中で地道に降りざるを得なくなり、地道を、道なりに沿って、走って行くと、なんと、太山寺の方に着きました。

やはり、西に行くと、極楽浄土の方向へ行っていたのでしょうか?お寺がちゃんと出迎えてくれました。この、太山寺の近くには、確か温泉があったはずです。そこで、これなら、日帰りツアー温泉も楽しめると、偶然のチャンスを膨らませています。

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最初に見て回ったのは、神戸市西区伊川谷にある「太山寺」です。太山寺の本堂は、国宝に指定され、仁王門や観音像、曼荼羅図などは、国指定重要文化財、三重の塔、太山寺の原生林は県指定文化財に指定されています。

太山寺の周りは、森と緑に囲まれています。ぐるっと一周ドライブをしてみます。

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塀の向こうには、茅葺きの屋根があり、紅葉が塀を越して、キリンが遠くを見るように、紅葉の木は辺りをうかがうように背が高く伸びています。これだと、晩秋に来ると、紅葉の紅葉が茅葺き屋根とマッチングして、何か京都の郊外のような雰囲気を感じます。晩秋にも来てみたいものです。

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太山寺の周辺では、絵を描いている人が居ました。曇っているので、暑くもなく日射病の心配はありませんが、突然雨に降られると、せっかくの絵も雨に濡れてしまいます。

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雨が降る前に描き終えるか、このまま雨が降らずに天気が持ちこたえるか、天気との我慢比べのようにも思えます。

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農業用水のような、小さな池があります。池の周りには桜が茂っていて、春の桜の観賞にも向いているようです。

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桜の花を気にしながら毎年思うのは、桜の花が咲き終わってこそ、桜の観賞場所が見つかることです。これは、後の祭りか、後の桜か、毎年、毎年、悔しい思いをします。

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駐車場を探してみたのですが、150m先という表示はあるものの、150m先は行き止まりで、なんだか担がれたような気分です。やっとUターンをして、元の道に戻り、車が駐車できる場所を探していますが、見つかりませんでした。

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確か、昔、10年くらい前に、従業員の皆さんと、研修宿泊に、太山寺の近くの「なでしこの湯」で、合宿したことを思い出し、「天然ラジウム温泉 なでしこの湯」を探します。地元の人を始め、観光客にも親しまれている温泉があります。

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100mもしないうちに、なでしこの湯の駐車場が見つかりました。なでしこの湯本館のすぐ横の一角には、「太山寺やさい直売店」があります。

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近隣の農家で採れた野菜を販売しています。松葉博雄の奥さんの希望通り、新鮮な野菜があるか、見てみます。

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なでしこの湯までは、学園都市から専用の送迎バスが出ていて、ちょうどその送迎バスが、やさい直売店の横に停まっています。

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サラダセット(ほうれん草、菊菜、水菜)320円、梅1袋450円、きゅうり100円、葱100円です。

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きゅうりはあとわずかです。次の団体が来る前に、きゅうりは買い占めました。初夏になって、松葉博雄の家でも、ぬか漬けが始まったので、茄子も欲しいところですが、まだ、茄子が並ぶには、季節が早いようです。

 

2011年5月26日(木)