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ハイビスカスはシャワーを浴びて、真夏の空に向かって、力いっぱい命の花を咲かせています。

2006年8月の下旬のことです。毎日暑い日照りが続くと、狭い庭の植木も、「喉が渇いたよぉ」と、ひいひい言う悲鳴が聞こえてきます。

水遣りをするのが、松葉博雄の役目です。ホースを伸ばして、植木鉢の花や、地植えの植木に、「暑いねぇ」と言いながら水をかけています。

みかんの実水遣りぐらいは簡単なことなのですが、いつも待ち伏せされて、ひどい目にあっています。

待ち伏せしているのは、松葉博雄をお得意様にしている、蚊の集団です。

蚊の集団は、いつの間にかやってきて、音も立てずに、松葉博雄がホースを持っている右手に、忍び寄るように張り付くと、そっと口から針を皮膚に差込み、おいしいおいしい新鮮な血を吸っていきます。

叩いて、蚊をやっつけようと思ったことがあります。ところが、ホースを持っているので、ホースの先は、松葉博雄に向かってしまい、服はびしょびしょ、蚊には逃げられるわ、これでは戦果が上がっていません。

こんな、蚊と松葉博雄の格闘は、この夏ずっと続いています。部屋に入ると、痒くて痒くて、虫刺されの痒み止めを塗っては、「もう明日からは、水やり係りはやめさせてもらいます」と奥さんに言い続けています。

このような格闘が続いている中で、真夏の強い陽射しを受けて、みるみるうちにみかんの実は大きくなってきました。このみかんの成長の影には、松葉博雄の蚊に刺されながらも、出血しながら、水遣りを続けてきた献身があるからです。

みかんの実 みかんの実

 

鉢植えのハイビスカスは、水を掛けなければ、すぐに枯れてしまいます。ハイビスカスが育つ環境は、南の地方では、真夏になると、土地が乾くころには、入道雲が現れて、夕立が降って、ハイビスカスを生き返らせてくれます。

こんな夕立のことを、南の地方の人たちは、シャワーと言っています。今日もハイビスカスは松葉博雄のシャワーを浴びて、真夏の生き生きと咲かせています。

ハイビスカスの花 ハイビスカスの花

 

ハイビスカスが似合うのは、若い娘が、黒い髪を束ねて、耳元に、さっき取ってきたばかりのハイビスカスの花を、ヘアピンでとめて、これから、誰と会おうかなと思っている姿が最高に美しいと思います。

注意:似合わない人は真似しないで下さい。

投稿者: 松葉博雄 日時: 2006年09月05日 17:36| このエントリーをはてなブックマークに追加

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