神戸の街で暮らすと
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毎年5月から6月になると、近隣をちょっと歩くだけで、いったい幾つくらいの数になるのかと思うほど、沢山の花が神戸の街で、六甲山の麓で咲いています。
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たぶん、100種類以上の花が、ごく身近に、自然の中で、あるいは、鉢植えの中で咲いていると思います。たいていの花は、綺麗に咲く頃で、虫や昆虫や小鳥たちを集め、種の保存を図っていると小学校や中学校の時習いました。
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つまり、虫や昆虫の活動時期に合わせて、花が咲いていることになります。ところが、虫がいなくても球根類は大丈夫です。たとえば、水仙は1、2月に咲き、虫がいなくても大丈夫です。
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風に運ばれて種が広がる場合もあります。6月は紫陽花が綺麗な季節です。紫陽花には実がなりません。山吹の花も実がなりません。
昔、江戸城の原型を造った、太田道灌は、狩りの途中で雨に濡れ、民家に立ち寄りました。雨具として「蓑(みの)」を借りたいとお願いしました。
対応に出た農家の娘さんは、雨具の替わりに、お盆の上に山吹の花の枝を乗せて持って出てきました。太田道灌は傘を借りに来たのに、山吹の花なんて、「なんだろうか?」と理解できないで帰りました。
これには、深いわけがありました。
「七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに なきぞかなしき」の和歌に謎掛けていました。山吹の花は、花は咲いても実はならない、うちの家には傘の替わりになる蓑がない(簑ひとつもない)、ということを重ね合わせてお詫びをしたことが、この理由です。
太田道灌は後でこの意味を知り、自分の知識の浅いことに恥じて、以後、和歌の道に打ち込みました。
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このような事例を思い出します。花が咲いても実がならないということは、経営においても、売り上げが上がっても、成果にならないということに似ています。
投稿者: 松葉博雄 日時: 2006年06月23日 16:05| パーマリンク
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