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2006年4月22日、ハワイ島新婚旅行第3日目です。2日目の夜は、ハワイ火山国立公園(Hawaii Volcanoes National Park)のそばにあるボルケーノ・ビレッジ(Volcano Village)に泊まることにしました。
国立公園(National Park)の中には一つしか宿泊施設がないので、観光客は最寄りのVolcano Villageにある宿泊施設に泊まるのが一般的です。
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泊まったところは、ボルケーノ・イン(Volcano Inn)という小さなGuest Houseです。B&B(Bed & Breakfast)形式の民宿のような施設です。Guest Houseには一般的に夕食はつきません。朝食も部屋やプランによって、付いたり付かなかったりします。
僕たちが泊まることになったのは、朝食付きの部屋が満室のため、朝食なしの、いわゆる素泊まりの部屋でした。
3日目の朝、目が覚めると、前の日の夕方に買っておいたパンや果物、そして部屋にあるティーバッグの紅茶で朝食をとり、ハワイ火山国立公園(Hawaii Volcanoes National Park)にでかけます。
Volcano Villageから車で10分ほど走ると、ハワイ火山国立公園(Hawaii Volcanoes National Park)の入り口のゲートに到着します。このゲートでは、自然保護区に立ち入るための入場料を支払います。
車1台につき10ドルでした。車の大きさや乗員数にかかわらず、一律で1台10ドルです。有効期限は1週間。再入場するときには、レシートを提示すればいいことになっています。
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ボルケーノ国立公園内には、実にたくさんのトレイルがあります。上の写真は、サルファー・バンクス・トレイル(Sulphur banks trail)です。
サルファー・バンクス・トレイル(Sulphur banks trail)の「サルファー」は、英語で「硫黄」のことです。この硫黄分を含むガスが集中的に噴出しているエリアを見て回ります。歩いていると、硫黄の臭いが鼻をつきます。
そして、溶岩で作られた大地には、大きな裂け目が口を開き、あちこちから熱せられた水蒸気が吹き出しています。
大地の裂け目から吹き出す蒸気が日光に反射して、小さな虹を作っています。風向きによっては、この蒸気が体を包むことがあります。
温かくて、少し硫黄の臭いがして、日本の温泉地にでも来たような感じがします。この裂け目に、網の袋に入れた玉子をぶら下げておくと美味しい温泉玉子ができそうです。
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世界でもっとも活発に活動している火山として有名なキラウエア火山は、このボルケーノ国立公園内にあります。下の写真右側にのっぺりと横たわっているのが、ハワイで2番目に高いマウナロア(Mauna Loa)です。

キラウェアの噴火口の外周をぐるりと車で走る道があります。1周18kmです。さらに道路よりも内側、噴火口の絶壁ぎりぎりのところに、歩くためのクレーター・リム・トレイル(Crater Rim Trail)がぐるっとあります。
はじめ、このキラウェア火山の火口沿いに一周トレイルを歩こうかと考えていたのですが、地図を見ると、一周18キロもあることがわかったので、断念しました。
ホノルルのあるオアフ島を含め、ハワイ諸島はすべて火山活動によって作られた島です。今のハワイ諸島の一番東の端、ハワイ島の東沖にプレートの境目があって、ここからどんどん地球の中からマグマが吹き出しています。
吹き出したマグマは海底火山となり、どんどん火山活動が進むうちに、この海底火山が大きく、高くなってきます。そして、長い年月を経て海面から顔を出すほどに成長します。こうして、島ができます。
島は、さらなる火山活動による溶岩でどんどん大きくなっていきます。そして今度は、プレートの動きに引っ張られて、西へ西へと動きます。ポコッと島ができては西に動き、また島ができては西に動きして、現在のハワイ諸島が作られているのです。
西に動いているプレートの動きによって、ハワイはどんどん日本に近づいています。嘘だと思ったら、このサイトを見てください。1年に6センチずつ近づいているそうです。動いていないように思える地面は、1ヶ月に5ミリ、動いているのです。
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ハワイ諸島の東端、つまりもっとも若い島がハワイ島になります。地球の中から吹き出してきた熱の固まりのような溶岩が冷え、雨が降り、植物の種がどこからか運ばれて根を下ろしていきます。
火山地帯の溶岩にこびりついたコケや、シダ植物を見ていると、コケ類から始まって、シダ植物などの裸子植物が大きく育ち、何世代もかけて真っ黒な溶岩台地に土を作り、やがて被子植物の大きな森へと植生が遷移していく、そのスタートに立ち会っているような気持ちになります。
1980年代以降、ハワイ島の火山活動の中心は、キラウェア火山から、海岸部へと移動しています。最近では2002年から2003年にかけて溶岩が流れた記録があります。
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上の写真は、左側から流れてきた溶岩が車道をふさいでしまったところから、今も溶岩が海岸部に流れ込み、その熱で海水を蒸発させているところです。遠くからですが、肉眼で大きな地球の息吹を見ることができます。
流れ出た溶岩によって新しく大地が作られる一方で、地下を流れた溶岩のあとが空洞になり、大地が数ヘクタールという単位で、ズボッと陥没してしまうこともあるそうです。
1日歩き回って、くたくたになりました。部屋に戻ってシャワーを浴びて、ビールで乾杯します。「新婚旅行記」なので、甘い甘いバカンス記を読もうと期待していたら、大間違いです。くたくたの体にビールを注ぐとどうなるか。横になったらバタンキューで、翌朝までぐっすり眠りました。
投稿者: 松葉博雄 日時: 2006年05月05日 17:13| パーマリンク|
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