カラーコンタクト おしゃれ用で炎症も 厚労省、業界に啓発要請~2006年2月28日・日本経済新聞より~

2006年2月28日の日本経済新聞によると、度数の入っていない、おしゃれ用のカラーコンタクトレンズが目の粘膜に炎症などを起こしやすい傾向にあるという国民生活センターの調査結果を受けて、厚生労働省が日本コンタクトレンズ協会に、使用者向けの啓発活動を推進するようにと要請が出たということです。

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国民生活センターの発表したこの調査結果は、さんプラザコンタクトレンズのホームページ上の「安全情報」でも、以前にご紹介しました。

日経新聞の記事は、国民生活センターの要請を受けて、厚生労働省が対策に動き出したというものです。

度の入っていないおしゃれ用のカラーコンタクトレンズは、視力補正の目的で使用するものではないため、厚生労働省から指定を受けた高度管理医療機器ではありません。

そのために、目の健康を考えた正しい利用を促進するための薬事法の規制対象外となってしまっています。

このようなカラーコンタクトレンズの調査をした国民生活センターによると、かゆみなどの症状が発生したり、レンズの色素が溶出したり、場合によっては視力が低下するケースもあるそうです。