喫煙で死亡~一年間で483万人 ~

2004年12月25日付けの日本経済新聞(夕刊)によれば、喫煙が原因で2000年の一年間に死亡したと考えられる30歳以上の人は全世界で483万人に達し、死因の12%を占めるという調査結果が、アメリカハーバード大学の研究グループによってまとめられました。

2000年の話ですが、タバコを吸うことによる死亡数はこれまで約500万人とされてきましたが、地域や死亡別に詳しく推定されたのは今回が初めてということです。

2004年11月にはブータン政府はタバコの販売を全面禁止しました。

だんだんと喫煙者に厳しい時代が来ています。それもこれも、やはり健康ということが一番になりま

私のまわりで、最近、禁煙に成功した事例を紹介します。

まず、大学院の社会人のYさんの事例です。彼の場合は、子供が誕生し家の中で喫煙をすることが幼児に大変な害となることがわかり、奥さんのたっての願いを聞き入れ、思い切って禁煙に踏み切りました。周りの人は、きっともたないだろうという予想でしたが、やはり、かわいい子供の顔を見れば、この子を巻き込んではいけないと思い、意思貫徹ができたそうです。

次に、取引先に、ノバルティスという会社があります。そのグループに私たちの取引先であるチバビジョン社があります。今の日本法人の社長は、マーカスさんです。彼は、前任地のイギリスでは、会社の社員に対して健康上の理由から、強力に禁煙活動を進め、その方法の中に、自社のグループ会社製の「ニコチンパッチ」を採用したそうです。

「ニコチンパッチ」は医師の処方を必要としますが、効果は高く、なかなか禁煙ができない人にはお奨めのようです。