松葉博雄の兵庫県立大学マーケティング特殊講義 ~2回生からの感想 part1~

松葉博雄の兵庫県立大学マーケティング特殊講義 コンタクトレンズの事業創造と

松葉博雄の兵庫県立大学マーケティング特殊講義

1.今回の講義の感想はいかがでしたか?

兵庫県立大学 にて

商経学部 女性

経営理念について、それぞれのポイントについて語って頂いたのがとてもわかりやすかったです。これまで受けてきた他の授業で出てきた言葉や理論を、これまでとは違うイメージを持って、前よりも理解が深まった点があったのがとても良かったです。

今までいくつか習ってきた経営のための理論や学問は、やはり難しいところがたくさんあり、これまで通り経営、企業することは複雑で困難というイメージがほとんどだったのですが、根幹はとても当たり前な事に気付きました。

物をより多く売るため、顧客を得るため、商売を栄えさせるためだけに経営学を学ぶのではない。商売は人生と同様に苦しいことがたくさんあり、それを避けるために経営学を学ぶのだという話に、私はこれまでと違った考えを得ることができ、また納得でき、とても良かったです。

松葉よりコメント 「後悔先に立たず」

生きていくこともビジネスも続けていくことも苦しみの連続となります。苦しみを遠ざけるために、知っていれば苦しまなくてもすむことを私は若い時には知りませんでした。私自身も、若い学生時代にこのことに気がついていたら、もっと真理を学ぶことに努力したと思います。

後悔は先に立たずと言います。今日より早い日はありませんから、経営学及びマーケティング研究について勉学し、苦しみを避けることを学んでください。

商経学部 女性

さんプラザコンタクトレンズは、私も普段使っているので身近に感じながら講義をきくことができました。

プロジェクターで分かりやすく、大切なことを教えていただいたけど、やっぱり企業を成功させるためにはこうやって講義を聞くだけではなく、行動力も大事だと思います。

まだ私は将来したい職業を決めていませんが、起業も選択肢に入れているので、本当に今日の講義は勉強になりました。

松葉よりコメント 「毎度ありがとうございます。」

会社を興してから既に30年余あまりが経過し、これまでに神戸の市民の方を中心に南は沖縄から、北は北海道にまで及ぶ顧客リストができました。

なぜ全国に散らばったのかといえば、学生時代や未婚の時、神戸駐在の時などに私たちの顧客となって頂いた方が、その後、進学、結婚、転勤などにより神戸から離れていかれることが多くあります。しかし、その後も私たちとはDMやメールにより検査案内、季節のご挨拶などを通じて長いお付き合いをさせて頂いております。

お客様との長い関係を保つように考えることを「関係性マーケティング」として捉えています。これらの顧客の維持、育成を行うことはかなりの行動力を必要とします。是非、起業をし、困ったことがあれば私にご相談いただきましたら、知っている範囲でお答えしたいと思います。

商経学部 女性

起業を経営していく中で一番大切なことは、その企業が存続していくことであり、そのためにはお客様がどれほど大切であるかということがよく分かりました。これまでは客の立場にしか立ったことがないので、自分が何かの事業を起業して創業者になるということは考えたことがありませんでしたが、今回の講義を聞いていて経営するということに少し興味を持ちました。

ただ、経営をしていく中では、多くの苦労があり、それを乗り越えることはとても大変だという印象を受けました。

でも、「すだち」の話など、少しでもお客様に新しいさらなる喜びや、満足を満足を得てもらえるように工夫するということは、楽しくて嬉しいことなのだろうと思いました。

松葉よりコメント 「アイデアもマーケティングの中の1つです」

マーケティングは狭い意味では売れる仕組を作ることとなります。今の時代は、価格に訴え、適正利潤を割って安くする、さらに仕入原価以下で販売をするという激安を武器とするコストリーダーシップ戦略をとる企業が多くあります。

しかし、企業を運営していくためには、企業にもその体力を維持するための適正な利潤は必要です。私たちは価格訴求だけが顧客満足につながるとは思っていません。サービスの品質を高めることと、お客様のことを考える顧客志向を重要な課題として捉えています。

すだちの事例は季節感を演出し、意外性の効果を狙った顧客サービスの1つとして行った事例なのですが、お客様も単に割引があるよりはサービスを求めておられる方が多くいらっしゃいます。これは価格を下げるよりも一層頭を使った考える仕事として求められる難しいマーケティング政策です。

商経学部 女性

実際の「商い」「経営」とはいかに創造されるのか、経営者としての心構え、理念がいかに大切なものなのかというものを、具体例を提示しながら講義してくださったので、とても興味を持って聞くことができました。

理念というものは、会社の経営者から末端の人間まで会社の一人一人が同じように熱い気持ちで抱くべきものだと思いました。

松葉よりコメント 「理念なき戦いは敗れる」

私は歴史小説が好きなので、子供の頃から合戦物語や戦国物語をはじめ、多くの歴史小説を読んできました。これらの歴史小説の中で共通することは、戦をおこし、味方をできるだけ多く集め、有利に戦うには、ついてくる人に対して示す「大義名分」が大きく作用していることです。

特に時代を変えるほどの戦の場合は、大将の掲げる大義名分が世の中に問われます。これは現代の経営につながることです。資金、人材、商品、情報を広く集め、ビジネスを成長させていくには、それが錦の御旗となる経営理念、企業理念をはっきり掲げることにより、人、物、金、情報は集まりやすくなってきます。

商経学部 男性

講義の先生の話し方がとてもうまかったのでとても短く感じました。

会社を成功させるには、とても多くのことを考えて実行していかなければならないという事を実感しました。

松葉先生のおっしゃった「起こりうるであろう障害を予想して先に対処法を考える」ということと、人の心は移ろいやすいということがとても印象に残っています。

松葉よりコメント 「人の心は移ろいやすい」

これまでつらい思いや嬉しい思いを数多く経験してきました。人の気持ちが移り変わることにより、期待を裏切られたり、勝手に自分が上手くいくと思っていたことが上手くいかなかったことがあります。

取引先が市場を我が社に優先的に任せると言いながら、すぐに我が社のライバルにも販売権を与えてしまうような事例もありました。考えてみると、大空に浮かぶ雲のように、人の心が一所に変わらないでじっとしていることなどはないのです。刻々と時間とともに人の心は変わり、それに振りまわされることが多くあります。

このことを知っておいて諸々の事象に対処してください。

商経学部 女性

時間が短くて、最後の方の話しが聞けなかったことが本当に残念でした。

プリントは文章化してあったので、復習したり、思い返す時に役に立つし、それにプラスして画面の方のプリントも配布していただけたので見やすかったし、分かりやすかった。話す速度や口調も聞き取りやすかった。

具体的に文章についての説明はあったが、時間がないから厳しいかもしれないが、「苦労があります。」で終らせるのではなく、どういう苦労があるのかというところまで踏み込んで聞きたかった。後、やはり「人」を相手にしている商売ということで、道徳的な面も合わせて聞くことができ、本当によかった。また、成功する人は必ず自分の考え方を持っていると言われるが、「今日より早い日はない」など、心に残る言葉も聞くことができ、大変ためになった。

松葉よりコメント 「良い評価を頂き、ありがとうございます」

私は、お腹いっぱい食べた料理のことよりも、やむおえず少し残してしまったおいしい料理の方を覚えています。あのおいしそうな料理を残したのはもったいなかった、後一口食べたかったとずっと覚えているのです。

私の講義も最後までお腹いっぱいになるまで聞くほどの中身はないのです。もう少しというぐらいのところで終わり、また次回に期待していただきたいと思います。苦労話はたくさんあります。助けてもらった話もあります。なんとか存続ができているのは周囲の人達の協力のおかげです。

次の機会にお話ができたら、と思います。

商経学部 女性

他の講義に比して、準備のされ方がとても丁寧で驚いたと同時にとても楽しかったです。

とりわけ、就職活動の中にアパレル業界も視野に入れているので、来週からの授業が楽しみです。

こんな言い方はふさわしくないかもしれませんが、こんなにみんなが起きている授業をはじめて見ました。

松葉よりコメント 「みなさんが起きて聞いて頂けて本当に嬉しいです。」

とても正直な感想を頂けたと思います。

私たち社会人大学院生からなる非常勤講師陣は、この講義のために教科書を作り、セミナーハウスで合宿し、学生の皆様方の関心をどのように集められるかを真剣に討議し、準備をしてきました。それは、神戸商大が兵庫県立大学と名称が変わり、新しい事業創造学科ができ、それに対して私たちMBAの習得者が大学にいくらかでもご恩返しができたらと思う気持ちです。

社会人は日々ビジネスの現場で「切った張った」の実践に明け暮れ、教員の先生方の理論的な説明には及ばない面もあります。学生の方は、それぞれの理論と実践の双方を学び取ってください。

商経学部 女性

起業をする話で、「お客は言い訳を買わない」など、私たち消費者からいったら尤もな内容で、何かしら衝撃を受けた。ジョンソン・エンド・ジョンソンの理念や志を一人一人にしっかりさせるなど、大変興味深い為、どのような理念かを私も知りたいと思う。ジョンソン・エンド・ジョンソンが10年という短期間で大成功したとおっしゃったが、一般どれぐらいかかるのか調べてみようと思い、かつ、松葉さんはどれくらいかかったのかももっと詳しく聞いてみたいと思った。

ちなみに松葉さんはコンタクトレンズの普及や視力の回復を理念としましたが、それはご自身の目が悪かったりとかきっかけがあったのでしょうか?きっかけも聞いてみたいです。

松葉よりコメント 「我が信条(Our Credo)」

ジョンソン・エンド・ジョンソン(以下JJ)は、使い捨てコンタクトレンズの製造特許を他社から購入し、いち早く日本の使い捨てレンズの市場に参入してきました。わずか10年の間に、市場シェアトップとなりました。JJ社の掲げる理念は、要約すると、次のようになります。

1.取引先に適正な利益を提供する

2.全社員に対し、尊厳と価値を認める

3.地域社会に対し、環境と資源の保護に努める

4.株主に対し、株主は正当な報酬を享受することができる

JJ社のとった政策は、全て正しいと評価できるわけではありませんが、経営執行責任者(ボードメンバー)は、その基軸がゆらがないように常にCredoを磁石として自らの行動規範とすることが求められます。

迷わないこと、これが経営理念に求められることです。

2004年10月07日(木)