兵庫県立大学・マーケティング特殊講義

まもなく期末試験が近づいていて、マーケティング特殊講義は1月20日の今日が最終日となりました。

先週、松葉博雄が担当しましたサービス・プロフィット・チェーンの構築について、インターネットを通じてクイズを出しました。講義の内容が理解されているか、クイズに応募する気持ちが熱心に講義を聴いてもらえるインセンティブとなるように問題を設定しました。アンケートでも確認できたことですが、予想以上に理解が得られ興味を持って講義を聴いていただいたことがわかりました。応募者の全員が問題に対して正しい答えが出てきました。

たくさんの方が応募された中で本日当選者20名の方に当選のプレゼントをお渡しすることになりました。

今日は最終日なのでレポートの提出方法の決まりと、採点の方法について説明もしました。 出席点とレポートの内容で評価をすることになっています。

今日参加した講師は大村さん、紙谷さん、鴻さん、前さん、そして松葉博雄です。
一応この講義に対する受講のお礼の気持ちをお話しました。

今日ここにいる受講生のみなさんは、これから大学を卒業すると、社会に出て就職する人や進学をする人、あるいは自分の独自の道を歩んでいくことにな ります。人生は大きな海を渡る航海のような難しさがあります。今のみなさんは小さなヨット、漁船、貨物船、豪華客船などの出港を待つ船のようです。大きな 波や強い風や嵐が行く手をさえぎるかもしれません。

マーケティングを人生の航路に応用してみてください。自分自身の人生を今の学生時代の気持ちのゆとりにある時に、マーケティングしてみてください。

船が白い軌跡を広い海原に描くように、自由に自分の人生を描くことが出来ます。ヨットでも太平洋を渡ることが出来ます。これは進路、風向き、方位などを航海術で読み、目的地に向かうことが出来ています。大きな豪華客船でも航海術が劣っていればタイタニックのように沈没してしまうことがあります。

マーケティングは人生のナビゲーションとなることが出来ます。マーケティングを単にビジネスとだけに見ないで、人生そのものに応用してみて下さい。私たち社会人が一度大海原に出て、また最寄の港で燃料・食料を補給し、また再び大海原に出るように、皆さんがたとどこかの人生の洋上で出会うかもしれません。その時には声をかけてください。

小西先生はこの3月で神戸商科大学から兵庫県立大学へ続く30年以上の教員生活を終えられますので、小西先生からも受講者の皆さんにお話がありました

この講座をひらいていただいたのは小西先生の提案ですから、小西先生に講師一同も感謝いたしております。私たちも皆さんに講義するために合宿をしてその準備をしました。その準備を通じて改めて自分の研究内容を再検討するチャンスになりました。教科書を作ることで、書くことによりいっそう問題点が確認できました。これも私たちが勉強できるチャンスを頂いたことになります。

小西先生にはこのような機会を頂いたことを改めて深く御礼を申し上げます。

講義が終わりキャンパスを横切っていると、応援団の皆さんが献血運動に協力していました。私にも是非どうぞとお誘いがありましたが、若い皆さんの中に私のようなおじさんの血が混じるとどうかな、と思い遠慮しました。

献血車も来て傍に待機しています。学生の方は新鮮な血をたくさん供給していただけるものと思います。

西区の学園都市は明石海峡に近く、吹き付ける風が頬を冷たくひやしていきます。4Fから見る周辺は人工的に開発された都市の美しさと冷たさの両面を持っています。