沖縄恩納村の朝日会では、タコの雄雌の見分け方、おいしい海ブドウ、泡盛についてお話しが弾みました 第72回沖縄訪問(4)

恩納漁港に帰ってきて、捕ってきた魚や貝やタコを水揚げします。大漁の時の水揚げは何とも誇らしい気持ちになります。

奥さんは私が船に乗って沖に出ていた時は、今日は金城正則さんの奥さんと、買い物をしているお店でバッタリ出会わせたので、ご一緒に買い物をしたそうです。

沖縄の子供たちは、お母さんの買い物を手伝いにいき、重いものは子供が持つというような親孝行なところを見せてもらいました。

子供といってももうすっかり成人して30過ぎというところですけれど、それでもまだ、お母さんを大事にするという風習が残っているようです。これには奥さんもいたく感心し、是非うちの子も伝えたいと言っていました。

朝日会の皆さんが、獲った魚の料理を始めました。朝日会の皆さんの様子を見ていると、獲った魚は船に乗っていた人だけで分けるのではなく、今来ている人にも分けて、家に持って帰ってもらっています。主婦にとって、魚のウロコをとり、内蔵を取り出すと、台所がとっても汚れて臭くなってきます。そこで、家に持ち帰る前に、魚の下処理をして、家ではすぐにお料理にとりかかれるような、奥さんが助かるようなことをしています。

私は、いったんホテルに戻って一眠りをしたあと、7時を過ぎた辺りで、もう一度朝日会に出かけていきます。

タコについて、面白い話しを聞きました。タコの雄と雌の見分け方です。普段何気なく食べているタコにも、当然ですが雄と雌があるのです。さて皆さん、タコの雄雌はどこで見分けるのでしょうか。その前にタコの頭はどこだと思いますか。一般的には、タコの絵を思い出してみると、タコの頭は、タコの頂上部分で、ここに鉢巻きを巻いている絵を思い出します。

ところが、頭と思っている場所は、実はお腹なのです。本来のタコの頭は、足とお腹の中間部分にあります。その辺りには、目もあり、口もあります。それでは、雄・雌はどうなるのでしょうか。何か変わったものが付いているのが雄だと思いますか?正解は、タコの足にあるのです。8本の足を比べてみてください。8本の足の太さがほとんど同じようなタコと、1本だけ足が太くなっているタコが見分けられます。

雄の足は内一本が交接器なので、その足には吸盤がないのだそうです。更に、吸盤が大きく不揃いなのが雄、整然と並んでいるのが雌なんです。

写真の右側の足が他の足に比べてはっきりと太いことがわかると思います。それでこのタコは雄ということがわかります。上間光元さんのお仕事はタコ獲りだけでなく、海ブドウの栽培もしているそうです。

今日はその海ブドウを食べさせていただいています。海ブドウは、プチプチという感触が楽しいので、内地でも人気があります。しかし、生のプチプチ感を損な わずに長期間の保存することが難しいため、流通が簡単ではありません。入手するのが難しいので、神戸ではなかなか食べることができないのです。 海ブドウをいただくと、知らない人は、とりあえず冷蔵庫に入れてしまいます。ところが、海ブドウを冷蔵庫に入れると逆効果で、寒さで海ブドウは弱ってしま い、食べられなくなります。

今日乗せていただいた上間光元さんの船の名前は「明光丸」です。名前の由来は、「明」は奥さんの「明子」、「光」は光元さんの「光」で、名前を合成してつけたので、夫婦丸と呼ばれています。それで思い出したのですが、かまぼこを作っている会社に「紀文」があります。これは、ご主人が始めていた果物屋の屋号「紀伊國屋」の「紀」と、奥様の「文子」さんの「文」の一文字ずつを合わせて作った会社の名前です。そこで、紀文も夫婦会社といえるのでしょう。

上間光元さんの話を聞いていると、彼は子供の教育に熱心で二人の子供を学校の先生にしています。3人のうち、2人の子供を本土の大学に進学させています。沖縄から本土に進学することは、大変な親としての負担があったと思います。子供たちに教育をするということが目標でした。上間光元さんのお若い時は、沖縄から本土の大手建設会社に就職したそうです。

少しずつ朝日会に溶け込んでくると、やはり関心は人間になります。人の歴史は、その人がたどってきた人生模様であり、特に何に関心が強いかによって、話しの話題が膨らんできます。最初は、ビールから始まり、そのうち泡盛になり、それもどんどん飲んでるうちに、また今夜も頭が良い気持ちになり、足下はフラフラして、車を置いて歩いて帰ることになりました。ご馳走様でした。

2005年12月30日



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