大震災で傷ついた神戸に、新たな競争企業が進出を計画しているようです。:阪神淡路大震災後85日目~91日目

阪神大震災の後、崩壊した ライフラインの整備が、進んできています。

緊急救助活動は序々に終了し、これからは自力で復興していく時期に移っていきます。

「阪神淡路大震災直後のセンター街」

小山君の退職問題がはっきりしてきました。今日から1ヵ月後、5月10日で故郷に戻ってお母さんを助けるために退社することになりました。残念なことです。


今日のニュースでは、ガスの応急復旧が完了したとのことです。大阪ガスの発表によると、倒壊家屋等を除いた供給停止地域全域での復旧作業完了です。ガスが停止していたのは70万5000戸に及ぶそうです。

阪神淡路大震災85日目:1995年4月11日(火)


 

メニコンの安永幹夫さんと帰りにビールを飲んで話をしました。

話の内容は、震災から徐々に落ち着きを取り戻してくると、いったん休止していた近隣とのビジネスの競争が再び始まり、これに対する対応をどのようにするか、今のうちから手を打っておこうという相談です。

噂によれば、神戸の市場が壊滅状態にあるので、全国チェーン展開をおこなっているいくつかの企業が、市場の混乱に乗じてこの際、店舗を三宮中心にオープンしようとしているようです。

日々の来客は少しずつ賑わいを取り戻し、一日があっという間に終わるほどの忙しさになってきています。

しかし、被災したビルは取り壊しが始まり、新しいビルが再建されると、そこには陣取り合戦が始まります。

そうなると、どこのビルをどの競争企業が入居するか、事前に情報を入手し、しかるべき手を打つ必要があります。

価格についても、現在は震災復興価格を実施していますが、いったん下げた価格はもう元に戻して、値上げのようなことは難しくなります。

逆にもっと価格について弾力的な判断をしなければ、新規参入の競争企業に顧客を持っていかれる心配が出ています。

従業員の問題にしても、総入替えに近い形で新陳代謝が進んでいます。そのためにこれから社員教育を行い、技術を向上させ、質の高いサービスができるような教育訓練が必要と成ります。

このような経営上の課題が山積みにされています。こんな時のビールはあまり酔いが回りません。

阪神淡路大震災86日目:1995年4月12日(水)


 

今日は休みなので、メーカーさんとドライブに行きました。今回の震災のため、ゴルフのセットがつぶれて使えなくなったので、ここは思い切って新しいゴルフのセットを買うことにしました。

ダイエーのポートアイランド店にあるスポーツ用品売り場に行き、キャロウェイのハーフセットを選びました。

ゴルフを再開する理由は、社内と取引先の交流と親睦をやらないといけないと思ったからです。

気分が落ち込んでいるときには、広いゴルフ場の芝生の上に、ゴルフボールを置いて、思い切り叩いて、白球を追いかけるような気持ちが高まるような催しをこれから一緒にやっていこうと思っています。

今買ったばかりのゴルフセットは、さっそく打ってみたくなりました。そこで、一緒に今日のゴルフクラブを選んでくれた担当者の塩谷さんと一緒に、これから試し打ちに練習場へ行きました。

阪神淡路大震災87日目:1995年4月13日(木)


公定歩合は1.5%から1%に下げました。これはドル安円高対策です。

今日のニュースです。医師会による避難所の巡回が終了したとのことです。

阪神淡路大震災88日目:1995年4月14日(金)


震災復興のための安売りが色々なお店でやっていました。私も少し買い物をしてみました。

特に不足しているのは、衣類です。震災で自宅が大きなダメージを受け、一部は使い物にならないような状態になってしまったので、買い替えを必要とする生活必需品がたくさん発生しました。

たとえば、食器、電気器具、家具、衣類など、たくさんの物を捨ててしまいました。

京町筋と、アーケードの落ちたセンター街の交差点

季節は冬から春へ移り、さらにこれから初夏に変わっていくと、シーズンに合った服を買っていかなければ、着る物が少なくなっています。

クリーニングに出した服も、お店の被災のため、一部は戻ってこなくなっています。

阪神淡路大震災89日目:1995年4月15日(土)


東京の姉と義兄がお見舞いにきてくれました。

医師の義兄は、私が痩せている事を心配して、採血をして持ち帰って、後から結果を報告するということで診てくれることになりました。

点滴もしてくれました。久しぶりに見る人からは、私はかなり衰弱し、顔は細くなり、体は軽くなって、ちょっと別人のように見えるようです。

自分ではわからなかったことですが、久しぶりに会う人からは、最近ちょくちょく「痩せたねぇ」と言われるようになりました。

三宮のそごうは新館のみのオープンが今日から始まりました。本館は取り壊しが進み、再建をどのようにするか、目下検討中のようです。


震災からちょうど90日が経過しました。先日も医師会による避難所の巡回が終了したように、そろそろ、公的な救助活動が終わりつつあります。

今日は、陸上自衛隊による倒壊家屋処理活動が終了したとのことです。三月も経てば、緊急救助活動は序々に終了し、これからは自力で復興していく時期に移っていきます。

つまり、急にこけた時は起こしてはくれますが、一旦立ち上がったら、傷の手当ては自分でして、自分で歩かなければいけない時期が来たようです。


【イメージ画像】
震災直後の芦屋市

神戸市の発表によると、今日、上水道の応急復旧が完了したそうです。 神戸市の全戸にやっと水道が通ったとのことでした。

震災になって、今まで使わなかった言葉が使われるようになりました。それは、「ライフライン」という言葉です。

ライフラインは、生活をしていくために最低限必要な衣食住の確保を目指しています。報道によれば、序々にライフラインが復旧しているようです。私の身の周りにも、ガス、水道、電気、交通機関などのライフラインが復旧し、少しずつ元の生活に戻りつつあります。

阪神淡路大震災90日目:1995年4月16日(日)



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