沖縄の『お食い初め(おくいぞめ)』のお祝い 沖縄県 その3

恩納村博物館のすぐ近くにある、恩納漁港の朝日会に真っ先に行ってみました。朝日会には誰も居ません。どうしたのでしょうか。まだ今夜の準備が出来ていないようです。すぐ近くの金城さんの金城釣具店のお店に行ってみました。

お店には、金城さんの奥様がいらっしゃいました。家族の皆さんとお孫さんも集まってきています。

一旦、ホテルにチェックインをし、シャワーを浴び、ビールも飲んで、一服した後、朝日会に行ってみました。

前回の8月ぶりの朝日会の皆さんとの再会です。なんだか茶の間に戻ったようなくつろぎを感じます。

前回紹介したもずく栽培の専門家である冨着信常さんのお家で、今夜、「お食い初め(おくいぞめ)」のお祝いがあるので、松葉さんも来ませんかと、冨着さんからお招きがありました。

「お食い初め」の祝いってなんでしょう?

これは、誕生日からおよそ100日目ぐらいから、離乳食が始まります。子供が一生、食べるものに不自由しないようにという、親の願いと、子供がここまで育ったという祝いの気持ちを、「お食い初め」として祝います。松葉の家でも、そういえば家族だけでしたことがあります。

ここ、沖縄恩納村では、この「お食い初め」を地域の人たちが集まって、みんなでお祝いをする風習があります。この「お食い初め」のお祝いには、親類縁者だけでなく、ご近所の皆さん、朝日会の皆さんが集まって「お食い初め」のお祝いをします。「お食い初め」のお祝いは、朱塗りのお膳に、赤飯とフライ、お刺身、和え物、豆腐料理などが並びます。

これは、この日のために特別に料理した「ヤギ汁」です。ヤギの臭みを消すためにヨモギの葉を添えています。

沖縄では、特別な日にヤギ汁を振舞うことがあると聞いていましたが、今日はそのヤギ汁をご馳走になりました。とても強い精力剤になります。

台所では、お手伝いに来た婦人会の人たちの賑やかなお手伝いの声が聞こえてきます。

これだけのお料理と、たくさんのお祝いに来た来客の皆さんに「お食い初め」のお膳を振舞うために、信常さんと奥様は、かわいい孫のために、朝早くからフライを揚げ、お膳の用意をしたと聞きました。

山城興善さんが遅れてやってきて、「これ食べて」と言って渡されたものは、なんと、ヤギの刺身です。これは珍しいものです。

沖縄にはヤギ料理がありますが、刺身となると、新鮮でないと生では食べられないし、刺身にできる部分も限られています。さて、「お食い初め」の主人公は、信常さんのかわいいお孫さんの「風流(かざる)君」です。

いろいろ事情があって、ちょうど100日目には「お食い初め」はできなくて、100日目を少し過ぎています。目がパッチリとして、ふっくらと武者人形のようなかわいらしさと、かしこさと、剛さを感じました。信常さんにとって見ると、まるでコンタクトレンズです。そのココロは、「目に入れても痛くない」ということです。

お食い初めのクライマックスは、お食い初めのお祝いのケーキのローソクの火を吹き消し、ケーキカットにかかります。

風流君は、お父さんに抱かれ、お父さんと一緒に、ケーキに向かって、一吹きで見事にローソクを消しました。

風流君、おめでとうございます。これから松葉のおじちゃんも時々成長ぶりを見に、寄らせてもらいます。丈夫に育ってください。



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