沖縄県沖縄八重山地区・自然環境調査旅行記 その12「バラス島観察」 

今日の朝の食事はマイトウゼでは8時からということなので、私は7時45分には宿を出て別の食堂に向かいました。今日の西表島は昨夜に比べてはっきりと姿を見せています。町の家まで分かるほどはっきり見えます。

風が強く、きっと気流が空の汚れたものを流してくれたのでしょうか。とてもよく見えました。ヤシガニ研究会はメイン活動はヤシガニが出てくる深夜が研究活動の時間なので、日中は別の研究を行っています。

珊瑚の生態を観察するために、鳩間島と西表島の間にある砂だけの島「バラス島」に行くことにしています。加治工さんが船を出してくれます。波を蹴って、港から一直線にバラス島に向かいます。途中の海の水はマリンブルーのように青く澄んで、空もやや雲がかかる程度で快晴に近い、良い天気です。

バラス島は、沖合いにあり、そこの浅瀬に近隣から集まった珊瑚のかけらが波に寄せられ、珊瑚砂だけが盛り上がった島です。海流の関係で砂が押し寄せられ、そして集まったところが小高い丘のようになっています。遠くから見た海も近くで見ると、またずいぶんと違って見えます。鳩間島からバラス島までおよそ15分というところです。

 


 

バラス島の高さは3メートルあるかというところです。

船の碇を下ろし、そして上陸しました。バラス島の砂を踏んであがっていきます。何もないところです。

大空にはあじさしが飛び交っています。あじさしは今、この島で産卵をしています。そこで卵を人がつつくので、心配して声をあげながら警戒をしています。

先にきた人がテントを張って涼みやすいようにしてくれていました。まず、水着に着替えて、そしてシュノーケリングをして、海に入ります。珊瑚礁の中はいつものように綺麗な海です。

あのバタバタとする足のフィンで、途中、珊瑚を蹴っているのです。あるいは背が届くぐらいの浅いところで、あのフィンで踏み潰しているのです。それをみると胸が痛みます。

さて珊瑚はどれだけくっついているでしょうか。いつも思うのはダイビングやシュノーケリングをする人の足につける大きなフィン(足ひれ)が珊瑚礁を傷つけているのです。

周りをぐるっとまわってみました。海流はかなり強いです。魚もいました。たくさんの珊瑚の死骸があります。ああ、ここもやはり珊瑚が死んでいるんだと思いました。

少し沖に出てみました。すると突然大きく深みになるような、陸でいうと丘のようなところがありました。

その丘のほうには珊瑚が段々になって植わっています。ここまでくると、珊瑚を踏み潰す人もいないようで、たくさんのきれいな珊瑚はお花畑のようにありました。

 


 

しばらく泳いだ後、バラス島にあがりました。私としてはもっと泳ぎたかったのですが、もう帰ろうということになりました。船長の加治工さんに時間を知らされて帰ることにしました。

ここから見るのは鳩間島と、特に西表島はすぐ近くに見えます。

こんな素晴らしい天気があるのでしょうか。こんな美しい海があるのかなと思いながら、船から島を見ながら帰りました。もっと詳しく写真で紹介したかったのですが、気が付けばデジカメの電池が切れていたので、思う存分写真が撮れませんでした。大変残念なことをしました。

2005年7月6日(水)



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