淡路大磯の渡舟食堂

淡路フェリーボートが須磨港から大磯港へおよそ50分で、人と車を運んでいた時代から、渡舟食堂は私の大磯での楽しみの食堂でした。

今、フェリーボートは明石海峡大橋が開通した事で廃業となり、大磯港はすっかり静かな漁業中心の港になってしまいました。

渡舟食堂には、25年も通っていますので、お店のおかみさんをはじめ、家族の皆さん、長くいる従業員の皆さんとはすっかり顔なじみです。

おかみさんは、とっても気さくな方で、人のお世話が好きで、地元の人たちの人気の「太っ腹ママさん」です。

ママさんからは、お店を、先代のご主人と開店した時の苦労話や、お嫁に来たばかりの時に、慣れない船に乗り、船が揺れて、揺れて、それでも、船酔いに耐えながら、お店を守って行った、感動的な人生ドラマを聞かせてもらいました。

いつもニコニコと、明るく、小さい事は、笑い飛ばしていながらも、その実、お若い時には、とってもご苦労があった事がわかりました。

ここのお店は、基本的には実家が漁師さんなので、若主人が大磯漁港から毎朝、船を出して、漁に出て、毎日獲れた魚を料理し、鮮度の高い魚料理を出してくれます。

季節の魚の、お刺身、煮魚、天ぷら、タコの料理、はも料理などが、特に美味しくいただけます。

先代のご主人から聞いた話ですが、「わしら漁師は、一旦船に乗って漁に出たら、坊主(何も獲物無し)で帰られへん。坊主になりそうな時は、隠している漁場に行って、そこでなんとか格好つけるんや。それがプロっちゅうもんや。」と言われました。

この話を聞いたのは、もう、10年以上前の話ですが、私はこのプロ意識を大変感動して聞き、今でも、「プロには坊主は無い。」と自分自身に言い聞かせています。

お店のクーラーには、作ったばかりのお料理が入っていて、そこから各自、好きな皿を選んで食べる事になります。
2004年6月、今日のお料理を紹介してみます。

「メバルの炊いたもの」

「テンコチのから揚げ」

「煮魚」

「土地の茄子の丸焼き」

「破竹と野菜の煮物」

「揚げ物」

「タコの煮物」

「タコと野菜の天ぷら」

「エビのから揚げ」

これが、私が注文した今日のメニューです。

お料理は、朝作って、クーラーに並べ、早いもの順となりますので、人気メニューほど早く売り切れます。今日、一番のお料理は、テンコチのから揚げでした。
これとビールはとってもよくマッチングしました。

いつ行っても、必ず、お目当てのお皿があるとは限りませんが、大磯にお出かけの時には是非お立ち寄りください。



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