兵庫県立大学大学院経営学研究科 小西一彦ゼミ研究報告会

兵庫県立大学大学院経営学研究科 研究報告会です。小西一彦ゼミの研究報告会では、平山弘さん、前俊雄さんらが参加しました。

兵庫県立大学大学院経営学研究科 小西一彦ゼミ研究報告会が行われました。

大学としては8月と9月は休講月ですが、小西一彦ゼミでは月1回はゼミ日を設けて研究報告を行なっています。小西一彦先生よりメールでゼミ参加の呼びかけがありましたので、夕方からの大学院のゼミ報告会に出席致しました。

今日の夜間の部の発表は、博士課程後期の平山弘先生の「欧州スーパー・ブランドのマーケティング戦略」でした。

欧州スーパー・ブランドについての研究や調査はほとんどなく、その多くが非公開で厚いベールに包まれていて、かかる現状では資料収集は十分でないため、議論できる範囲は限られているという状況説明がありました。

発表の主旨として、欧州スーパー・ブランドのブランド価値に関して、その中心的な戦略を二つ指摘されました。

(1)日常性からの脱却
(2)希少性の日常化

この相反する二つの戦略によりブランド価値を維持させることが重要な戦略となる、という提言となりました。 この発表のあと、活発な質問と討議がなされました。

・情報が非公開の場合の研究の場合、その客観性はどのように求められるのか

・スーパー・ブランドの評価基準は何か

・この研究における結論は何であるか

・日本のマーケティング情勢に対しこのテーマは何を提言しようとしているのか

・スーパー・ブランドの販売促進について日本とヨーロッパとの比較はどうか

など、活発な質問とそれに対する応答が続きました。

このあと場所を変え、懇親会となりました。
小西一彦ゼミの楽しさというか、面白さは、研究発表と質問が自由な雰囲気で出来ることと、その後の懇親会での小西一彦先生を囲んだ和気あいあいのフリートークにあります。小西一彦ゼミを越え、はこだて未来大学の鈴木先生や他のゼミの方、大学院の修了した社会人の方の参加も自由にあります。

参加メンバーの入れ替わりにより話題はどんどん広がり、お店が看板になるまでフリートークは尽きる事はありませんでした。

2004年8月27日(金)